2000年03月 Z1RにKONI リアサスを搭載

Z1R-II

冬も終わりに近づき、いよいよバイクシーズン到来。
街にもバイクの姿がちらほら。
冬の間、仙台でマシンを走らせるのはホント一苦労だ。

当然、ジーパン、革ジャンなんかじゃ走れない。
オレは上半身が長袖Tシャツ、トレーナー、MA-1、フィールドコート。
下半身は情けない話だがスウェットとジーパン。
「えー股引はいてるの?」と言われそうだが、スノボやスキーに行くときだって、下にアンダーを履くだろう。
それに、ジーパンとチャップスだって2枚重ねには違いない。
そこんとこで差別しないように。

そろそろ春になるってんで、わがマシンにもそろそろガツンとカツを入れてやる。
といっても大袈裟なものではない。
タイヤの空気圧を確かめ、バッテリーを積み、たっぷりアイドリングしてやる。
隅々までオイルが回り、十分にあったまってきたら、出発進行。
その前に、オイル漏れやブレーキ類もチェック。

今回の目玉はリアサスの交換。
交換といっても純正品は高そうなので(まだ生産してるのか?)、社外品のパーツを組むことに。
社外パーツを組むのはダイナコイルとダイナS以来。

カスタムへの道を歩み始めるか…というとそうでもない。
社外品のパーツを組むといってもオーリンズだのクァンタムだのホワイトパワーだの目ン玉が飛び出るくらい高価なヤツは手が出ない。
他のバイクから流用するのも安上がりだろうが、車種によって性格が違うので微調整が大変。

そこで登場したのがKONI。
コニサスさんである。
こいつのいいところは、価格の安さ。何と32,000円(2000年当時)。
一本じゃないぞ。
二本で3万円強。
ただでさえ維持するのに金が出てゆく旧車ライダーには大変ありがたい存在だ。

テキストは2000年なのに写真撮影したのは2021年(笑)。20年越しの撮影

メリットは価格だけではない。
これがクラシカルなデザインなので、装着後も目立たない。
ちゃんと車体の雰囲気にマッチしてくれる。
ギンギンにいじり倒したマシンならまだしも、サスだけ高性能なものを着けてもしょうがない。

「しょうがない」という言い方が乱暴なら「サスの性能を出しきれない」とでも言おうか。
ノーマルエンジン、ノーマルブレーキ、ノーマルフレーム、ノーマルタイヤのバイクを支えきるなら、サスもノーマルで十分。
高性能のサスを入れて、しかも性能の限界を使い切りたいなら、他の部分も見直しが必要だ。

とはいえ、所詮バイクは趣味の道具。
高価なパーツを組みたいなら、それもアリ。
本人が満足すれば、何をやっても許される(もちろん、安全性や他者へ迷惑をかけないうえで、だ)。

高いパーツを組んでやれば、それなりに性能は向上する。
ノーマルで物足りなさを感じていたライダーなら「いいじゃん」と感じるだろう。
後々、サスがヘタってきても、高価なヤツならオーバーホールが可能というのもメリットだ。

で、実際入れてみての感想。
季節の関係で峠道は走っていないので何ともいえないが、挙動はスムースになった。
何せこの前まで着いていたサスは、20年ものの純正品。
ヘタリもガタも相当なもの。

今は一番軟らかくして乗っているが、普通に乗っている分には特に問題はない。
コーナーをあえて攻めてやると「もう一声」という気もするが、頼りなさを感じるわけでもないので、後は峠でどれくらい変化を感じるか。
春にならないと路面も凍っているし、危なくていかんね。

ここで調整する…ていうか、もうコレだってとっくにOHしないとね

※ちなみに、KONIサスは現在製造しておりません。
IKONというブランドが、スタイルを引き継いでおります。
ただKONIサスのユーザーは根強く、いまなお、直しながら使っている人は多いみたいで、とあるバイク屋にはOHの依頼が停まらないらしい…


コメント

  1. さかいひろき より:

    こんばんは。
    私は、同じ時期に自転車でオ一ストラリアを走っていた者です。
    楽しく、懐かしく思いながら読ませて頂きました。
    特に、和尚さんやみあきくんやごんちゃん、サワくん等、私も会ったことがある人の名前を見て、あの当時を思い出しています。
    RBPやラック、東京ビレッジも懐かしかったです。
    ありがとうございました。

    • @z1r2takeda より:

      こんばんは。
      そうなんですね~!チャリダー、ご苦労様&無事、ご帰還おめでとうございました。
      そういう方々が、いつかこのサイトを発見してくれるんじゃないかと思って続けてきました(笑)。
      みんな、どうしてるんでしょうね?
      いつか、彼らがココを見つけてくれると嬉しいです。

      RBPもラックサッカーズもなくなり、ついに数年前、東京ビレッヂも無くなりました。
      2018年にメルボルンから入ってパース、エアーズロック、アリスを回りましたが、あの時のような「ほどよいチープさ」は無く、お金がないと楽しめない国になっていました(涙)。