2017年3月11日スロットル・右ハンドルスイッチ

 すでにブログでは一部アップしておりましたが、今回のお題は
「スロットル」
「右ハンドルスイッチ」

 機能的には特に問題なかったのですが、ハンドルを目いっぱい切った時、タンクに干渉するんですよね。
 スチール製のパーツが錆てきた、というのも。
 90年代、空冷Zカスタムの定番は「社外ハイスロ+OW-01風スイッチ」でした。
 パワーユニットもボア・アップ、ハイリフト・カムで出力を上げ、フラット・バルブのキャブをおごり、ド派手なマフラーを組む。
 足周りは、小口径ハイグリップタイヤに負けない他車種のフォークやスイングアームを搭載。
 豪華絢爛、車輛価格より部品代の方がはるかに高額だったのではないでしょうか。 
 2000年代に入るにつれ、次第に純正部品をさり気なく使い、耐久性を重視したカスタムが増えてきた気がします。

ちなみに「OW-01」は、YAMAHA FZR-750のことです。
 ハイスロに見合う幅の薄いスイッチ(3FV-83963-00)は、当時、他になかったんですね。
 その後、いくつかのメーカーからコピーパーツが販売され、現在に至っております。

【スロットルとグリップ】

  ポピュラーなのが、ゆるいRを描いて2本平行に出るタイプ。
 ワイヤーとの境目にブーツを履いてるような。
 KawasakiだとKLX(D-トラッカー)やZX系の奴がそうですね。
 どんなのがいいのかネットで調べたらYAMAHA YZF-R6の純正スロットルがいいんじゃないかと。
 どうやらR6のパーツだけあって、相当のハイスロらしいのです。
 我が家のZにはあまり関係ないですけど(笑)。

 メリットとしては価格。
 Kawasakiより安いんですね。

 2C0-26240-00  グリップアッセンブリ          \1,404 
 5VY-26281-00  キヤツプ,グリップアッパ         \1,404 
 2c0-26282-00   キヤツプ,グリップアンダー       \1,782 
 90110-05018    ボルト,ヘキサゴンソケットヘッド \103  

 使用したのは、以上のパーツ。
 ところで、デフレだの経済停滞だの騒がれていますが、純正部品に関してはそんなことありませんね。
 年々どころか数カ月単位で部品価格が上がっていきます。
 バイク需要が伸びている新興国の景気に引っ張られているのでしょうか。
 景気が良くなって物価が上がれば、車輛価格も上がるでしょうし。
 我々日本が取り残されているだけか。
 何しろ時給だって20年前の相場と殆ど変らない。
 驚きですよね。

 次がワイヤー。
 一体どれがいいんだろう。
 作例をアレコレ参考にしながら、最終的に行きついたのが、KX250のワイヤーをチョイス。
 ある方がブログで書いていたので、車種はまったく違いましたが参考にしてみました。
 若干長いらしいんだけど、短いよりはやり直しが効くんじゃないかという単純な理由。
 買ったのはコレです。
 54012-0156     \2,840

 結論から言うと失敗です(笑)。
 長過ぎ。
 どう取り回してもおかしくなるし、電装系じゃないんだから取り回しで解決しちゃイカン!
 別のワイヤーを探すのもアレなので、困った時のMOTO GARAGE WINDSに持ち込んで「ひとつよしなに」と放り投げてきました(笑)。

 ちょっと長いくらいならワイヤーを切ってタイコを新造するくらいでよかったが、今回はダメ。
 アウターもカットするので、末端処理が必要。
アクティブから出てるアジャスターキットで処理してもらいました。

 【ハンドルスイッチ】
 せっかくスロットルを新調したんだから、スイッチも…というのが人情でしょう。
 どうやらZX系のスイッチがフィットするようなので
 46091-1786
 を購入。
 ちょうど購入した時、誕生日が近かったので(笑)。

 驚くべきことに8000円以上もするんですね。
 昔は5,000円とか6,000円くらいで買えたんじゃないでしょうか?
 アフターパーツメーカーのボルトオン製品だと15,000円くらいしますからね。
 お小遣いが制限されている身ですし、純正流用の最安コースを進みます。

 基本的に以前やった左ハンドルスイッチのモディファイと同じです。
 スターター、キルスイッチ、ライトON/OFFなので左より楽かも。

 カプラーは使えないのが分かっているのでじゃんじゃん外したいところですが、まずはテスターを当てます。
 スイッチをパチパチやりながら、何がどうなっているのか解析します。
 空冷Zも水冷Zも、ハーネスの色は概ね同じです。
 何となくですが、間違うと大変な配線は目立たせてあって、どうでもいいのは黒っぽい色を使っている気がします。

 前にテスターの使い方、聞かれたことがあったので(ワタクシに聞くか?と思ったりもしたけど)ここで解説。
 スイッチをON/OFFする=電気が通じているかどうか、ということなので「抵抗値」を測定します。

 ONだと抵抗値がゼロになり、OFFだと反応なし(断線と一緒)。
 たとえば、赤と白と青の線があって赤と白をテスターで繋いでスイッチをパチパチしても反応がない。
 赤と青でも無反応。
 白と青をつないでパチパチしたら針が動いた。
 ということは、そのスイッチは、その二つの線に繋がっている、という。

   たまに途中で分岐する線もありますけど、基本はそんな感じです。
 そうやって、何が何処に行ってるのか解析していきます。
 線の数が5本だろうと10本だろうと、やることは一緒です。

 この手の作業は、めんどくさがらず、チマチマとやっていくのが吉。
 余裕、余裕…などと言ってると、たいてい失敗します。

 解析が終わったら、車体側のどのカプラー、ギボシと繋げるかを判断します。
 車体に応じた配線図を見るか、カプラーの後ろから、わずかに見える配線の色を頼りに
 「緑はウィンカーに行ってる…」
 「黒はアースっぽい…」
 と調査を始めるのですが、ここまで書いたことを「フムフムなるほど」と思いながら読んでいる貴兄は、配線図つきのマニュアルを買ってください。

 車体側の配線とスイッチ側の配線が分かったら、それに合わせてカプラーなりギボシをつけていきます。
 でも、念を押すなら、ショートに注意して、カプラーに直接端子を差して動作チェックします。
 理論上、電装は「合っている」「間違っている」の2種類しかないので、解析した通りに接続(結線)すればOKです。
 が、やはり人がやることなので間違いもあります。
 カプラーは一度端子を差してしまうと引き抜くのが面倒なので、念には念をというわけです。
 ちなみにそこそこ大きな電気が流れる箇所は、間にフューズを入れたテスト用の配線を間に挟めるのも吉です。

 最終的には、こんな感じに。
 間違ってたら悪しからず。

 在庫が足りなかったので、ギボシだのカプラだのを買い足しました。
 4Pカプラは、上の図にもあるように、使えそうで使えないので(オスメス逆)要注意。

 配線加工は無事終了。
 次はドキドキの臨床実験です。

セルを回したり、キルスイッチを確かめます。

次に灯火類を。

 スモール(ポジション球)、よし

 ライト、よし

 この状態で動作確認したら、取り付け開始。
 スロットル、スイッチもハンドルに付ける都合上、回り止めがついています。
 ハンドルに穴を開けたくないなら、スイッチ側の凸を削り落とせばOK。
 スロットルみたいに力がかかる部品は、ハンドルに穴を開けてしっかり固定した方がいいと思いますが。

 「ここぞ」という位置に穴を開けるのは、意外に難しいです。
 まして穴開け作業は稀ですから、なかなか上達しません。

 組み込み終了。

 
この辺の配線処理、相変わらずセンスがありません。
 頭の中では「敗戦処理」と変換されたり…できれば、熱とか風雨の影響を受けないところで結線したいところ。
 IGから来てる線が短いようです。
 いずれ、ウオタニでも入れた時に考えましょう…買えないけど(笑)。 も。

かといって、ヘッドライト周辺もこんな感じなので(笑)。
 メーターのポジション球、鍵のハーネスが場所を取っているんでしょう。
 あと、ヘッド・ライト用のリレーも。

 で、こんな感じ。

 この穴は何でしょう??

 跨ったポジションからだと、こんな感じ。
 グリップが若干ずれてスロットルの樹脂(白)が見えてるのはご愛敬。
 どういう角度で着けるのが正しいのか分かりませんが、ライディング・ポジションでキルスイッチをいち早く操作できるのがベストでしょう。
 
 
 そういえば、これを編集しているのは2017年3月11日なのですが、あれから6年も経ったんですね。
 ワタクシが住んでいるところは、割と被害が少なかったのですが、宮城県北部の沿岸はまだまだ高台移転も進んでいません。
 住んでいる方々にとっては、少しずつ前進しているんでしょうけど…日中、何台ものダンプが土煙をあげて走り回ってますからね。
 山林を切り開いて作った新しい住宅街には、まだ人が集まっていませんし、いまだに被災したままの家に住んでいる人もいます。

 街で生活していると「案外、もう大丈夫でしょ」と思う風潮もあるんですが、震災前の状態に戻るのは、まだまだ先のようです。

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