2010年07月12日 Z1Rのクラッチレバー交換

Z1R-II

2010年も、あっという間に上半期が終わってしまいました。
2010年といったら、SFでは『2010年宇宙の旅』が有名。
『超時空要塞マクロス』では、ボドルザーがフォールド・アウトしてきた年。
ほかにも、2010年をネタにしている物語は、たくさんあったと思う(ゴロもいいし)。

現実には宇宙に飛び出すどころか、我々人類は経済危機を脱出しようと四苦八苦。ワープ航法が確立されたり、空飛ぶ自動車も、変形するロボットも登場しない。

昔は、未来にすごく胸をときめかせていたんだけど。
どうやら、自分が生きている間は、そんなに世の中は変わらない、たとえ悪くなることはあっても良くなることはない、と。
以来、時空的に先の事を考えるのが面倒だったり、怖くなったりしたこともある。
 
個人の感覚における10年と、物理的な10年は大きな開きがある。
たとえば、このZ1Rのシート、実は10年くらい前に新品で購入したものである。たしか、5万円くらいしたと思うんだけど。

当時、フォルセラのフォークと確かロッキードのキャリパーがついた足回り、ヤフオクで出てましてね。
すごくよさそうだったんだけど、結局入札しなかった(最終的には5万位で落札)。
フォルセラの何が分かるんだ、と言われるとツラいんですけど…そんなヤツがフォルセラ組んでも、消耗品手に入れられるのかよ、と自分ツッコミ。
財政的に厳しかったというのもあるんだけど、すんでのところで思いとどまりました。

まあ、そんなシートも10年たつと御覧の通り。
ゴムパーツは見事に劣化。
こないだ買ったばかりなのに、というのは感覚的な誤解であり、やはり10年は相当の年月。
エンジンからの熱気が多少なりとも昇ってくる場所だし、それなりに過酷なんじゃないかと。
同じように、タンクを固定するゴムも、ちぎれそうな感じがアリアリなので、こいつも交換。

…しようと思ったけど、とんでもなく暑い日だったから、これ以上バイクに近寄れずに断念。
それに、燃料コックをダブルアウトにしてから、作業性が悪いので(笑)。
手間暇が、これまでの2倍になったわけですから。
きっと、そのうちタンクを下ろしたりすることもあるだろうから、その時にでも。
プラグチェックどうしてるのかって?
そりゃあ、長い付き合いですから、タンクを載せたままでも、2、3番のチェックは可能です。
でも、調子に乗っていると、斜めにプラグを突き刺して、グリグリ回しそうになるので、ホントは下ろした方がベター。
 
ついでに、クラッチレバーも変えてみたりして。
前のままでもよかったんだけど、ほんの少し曲がっているということで、かかる指が遠くなる。
それも疲労の一因ではないか、ということで、レバーを交換。
握り心地を踏襲したいのであれば、純正がよかったんだけど、少しでも軽くしたかったのでパワーレバー風のモノに。
といいつつ、本当は、純正品が高いからです。