2015年09月25日 燃料コック

Z1R-II

キャブをTMに交換してから10年以上の歳月が。
仕事中、ヤフオクで発見した中古のTMにはMJNが搭載されていたにも関わらず、40パイという使い勝手の悪さからか、入札は少数。
※40ではなく38でした
最終局面で競り合ったものの(今思えばサクラ?)、ガラケーからログイン、3万円で落札した時には、会議中にも関わらず小さくガッツポーズをしたものです。

FCRなど社外品のキャブにした場合、燃料コックがキャブのボディに干渉するというので、ピンゲルに代表される小さい燃料コックに換えるのが常套手段です。
すでにTMキャブは過去の遺物として扱われていて、作例は少なかったのですが、やっぱり干渉する。
が、いかんせん高い。

燃料コックに20000円は出せません。
ピンゲルがボッタくっているとは思わないし、燃料コックが重要なパーツのひとつであることは重々分かっている。
が、今、自分に20000円あったら出来ること、を想像していくと、どうしても出したくない(笑)。
さもしい性分と言われるかもしれないが、仕方ない。

ということで、無残にもこういう状況に…
燃料コックのアタマを切り飛ばして、干渉を防いでいるのですが、今度は指で回らなくなりました。
しばらく、プライヤーを持ち歩いて運転していたのですが…

解決したのかと思いきや、結局、コックの位置を変えなければならず、ONとOFF/RESが、すっかり真逆に。
ちょっと気を抜くと、反対側に回したり…
そして、先日のテスト走行中、ツマミとボディの間からガソリンが漏れ出して。
もちろん、パッキンなどのリペアパーツも売っているはずもなく。

そこで、純正コックの復活を試みます。5年ぶりに発掘した純正燃料コック。
キャブクリーナーで清掃しておきます。

キャブクリーナーは、高価なYAMAHAのケミカルではなく、コメリのPBを使用。何故って?そりゃあ、高いからですよ。

仕舞い込む前に清掃したせいか、数十分着けただけで汚れは落ちました。
分解して動作確認。大丈夫そうです。

純正コックを活かすのはいいけど、ツマミを指で回せなければ意味がありません。
というわけで、切り飛ばしたツマミの上にプラリペアを盛り付けて成形。
前にも書いたけど、タップが立てられるくらいの硬度と強度なので、しっかりと食いつきました。

5分くらいで硬化するので、すぐに成形可能。
何となく整えたら、ヤスリでガンガン削ります。

ブラックカラーのプラリペアを買っておけば、そのままほったらかしでよかったんでしょうけど。
さすがに半透明のままでみすぼらしいので、これまた10年前くらいGSXR750カウルの修理に使ったプラサフを引っ張り出してみる。
劣化が激しかったけど、何とか塗ることが出来ました。

そして、さらにこれもまた10年以上前に使った門扉用の防錆塗装で黒くスプレー…
と、思いきや、出口あたりが固着して塗料が出てくる気配がありません。
しょうがないので、缶をヤスリで少しずつ削って、一回だけの吹き出し口を作り、スプレー(笑)。
スプレーというより、新聞紙に溜めた塗料にドブ漬けするような感じで塗装。
門扉用なので、そこそこ耐久性はあるでしょう…多分。

で、早速取り付けてみました。

知らなければ、こういう燃料コック…だと思われない?
そりゃ無理か(笑)。
燃料ホースもKIJIMAで出している黒いホースに換えてやりました。
取り回し的には、L字管がいいような気もしたけど、影響なさそうなので、しばらくは現状維持で。

先日の確認。

バッテリーをつないだまま放置しても、電圧は下がらず。
カウル越しじゃないと、カメラに映らないので…
ヘッドライトをONにすると0.5Vくらい下がるんだけど、Loがバッテリー直だからでしょうか。
Hiだと電圧は変わらず。
通常走行時でもそんな感じなので、リレーを外してもいいかも。