数年ぶりに地元、宮城県の林道ツーリングへ。
昨年も行ってみたけど、まだ泉ヶ岳には雪が残っていたので敗退。
遠目に見える山々の雪もだいぶ解けてきたので、再挑戦。
自宅から気軽に行けるいくつかの林道は、それぞれがどこかでつながっているため、一筆書きのように走れる。
宮城県北部、加美町の薬莱(やくらい)山あたりから南に向かって数えると、こんな感じ(昭文社ツーリングマップル参照)。
葡萄沢林道
青野林道
青野岳山林道
岳山林道
小荒沢林道
升沢林道
種沢林道
太平桑沼林道
髙野原林道(全面舗装)
滝の原蘭山林道
ここまで南下すると、泉ヶ岳のあたり。
慣れているのは南側、泉ヶ岳付近の林道。
けど、自宅から遠い加美町をゴールにして帰宅するのは疲れるので、北から南へ向かうことに。
葡萄沢林道
実はこの辺り、あまり良く分かっていなくて、林道へのアプローチも分かれ道ごとに確認(笑)。
本当に地元民か?ていうくらい分かっていなかった。
「きっとこっちで合ってるハズ」
と向かってみたら、ご覧の通り。
うっすらと通行止めの話を聞いていたけど、結界を破って事故ったら怒られるどころではすまないので、大人の対応で引き返す。
そんじゃ、こっちはどうなんだろう?
こっちから行っても、肝心の接続ポイントには「通行止め」が設置されていて、別の林道にはアクセスできなかった(もしかしたら、道を間違えたせいなのかも)。
入念な下調べをしてこなかったのが原因だが、もうひとつは強風。
快晴ではあったけど、昨夜からの強風が続き、とにかく寒かった。
寒さで頭が回らず、そのうえ、なぜか低回転での挙動がおかしい。
「ここで停まったらシャレにならない」と不安ばかりが先行してしまったのもある。
ガソリンも乏しくなってきたので、いったん国道347号線へ戻ることに。
岳山林道
本当は青野林道から南下して、長沼や白沼を見ておきたかったが断念。
以前も通ったことのある岳山林道から船形山方面を目指す。
こちらは色麻町の「かっぱの湯」を目指しつつ、保野川沿いの道をのんびりと走ると薬師堂が現れるため、こちらを右側に入るとまっすぐのダートロードになる。
これをどんどん走っていくと、ここら辺の名物「洗い越し」に遭遇する。
たくさんのライダーたちが、ここの美しさに魅了されている。
写真が土下手クソなのは勘弁して。
自分で行けば、もっと感動するから。
小荒沢林道
どこかのタイミングで小荒沢林道になるんだろうけど、ゴメンね、そこら辺が分からない。
大滝キャンプ場までは岳山林道なのかもしれないけど、岳山林道行って小荒沢林道走らない人はいないだろうから(逆ルートもしかり)、勘弁してください。
今回の目的のひとつに、船形山の登山口にある大滝キャンプ場の偵察もあった。
何故か林道の途中から舗装道路が現れて、キャンプ場への道へとつながっているという。
「という」と書いたのは自分で現物を見たことが無かったからだ。
思い起こせば、前回、この辺りでクマと遭遇。
動揺しまくって、文字通り山を駆け下りたので、脇道を確認する余裕がなかった。
今日はゆっくり走っているので、見落とすことはないだろう。
どんどん山を登っていくと、左手に少し開けた場所が現れる。
木か擬木でつくったテーブルとベンチがあり、そこからすぐの道端に「県立自然公園 船形連峰」の縦カンバンが見えて、そこがまさに分岐点。
曲がるというより、Y字路を右に入る感じ。
情報なしに来た人は、何で突然こんなところに舗装道路があるんだろう?
と驚くかもしれない。
そして、思った以上に舗装道路は長い。
大滝キャンプ場
すると、左側に大きな広場が現れる。
これがキャンプ場ではなく、利用者用の駐車場とのこと。
キャンプサイトは隣接した広場で、誰も宿泊者がいないせいか、雑草が生い茂っていた。
こんなありがたい湧き水もこんこんと流れ出していて、ありがたく頂戴してまいりました。
大きなクルマは別として、普通車、軽自動車くらいなら、四駆やSUVじゃなくてもここまで登ってくるらしい。
山菜摂りしてたベテランぽい方々も「この時期になると、1台も停められないくらいいっぱいになる」とおっしゃってた。
たしかに登山ガイドの友人も、ここまで上がってきたというしね。
キャンプ場の雰囲気を確認したところで、山を下りる。
もうすぐ6月、世の中は例年と比べて暑い、と言っているのに深い山には残雪が。
新緑の頃が、いちばん良いのかもしれない。
大滝キャンプ場から旗坂キャンプ場を結ぶ林道は、比較的開けていて走りやすい。
その分、対向車も多いからスピードには注意。
升沢林道・太平桑沼林道
小荒沢林道を抜けると、いったん舗装道路に出る。
このまま山を下りるように走ると、大和町の街中へ向かう。
今回は、旗坂キャンプ場へ向かい、駐車場から升沢林道へ入る。
この辺も普通車が走っていることもあるので、飛ばし過ぎには要注意。
途中、種沢林道へ折れて、そのまま大和町へ抜けるルートもあるが、今日はスプリングバレーに抜けて帰りたかったので、道なりに走っていく。
途中、右手に見える桑沼あたりから太平桑沼林道になるらしく、そのまま走り抜けるとスプリングバレースキー場へ到着。
ここから、さらに高野原林道を抜けるルートもあるが、今回は泉ヶ岳の下りを走りたかったので林道はこれにて終了。
全面舗装になってしまったけど、個人的には高野原林道は走りやすいうえ、滝があったり、昭和の原風景が残る集落を抜けて走るなど、オススメなルートだったりする。
おまけ(今回、持参したもの)
仲間がいればいいんだけど、基本的に単騎で走るからトラブルは自己完結しないといかんのです。
まずは下山するのが先決なので、ほぼオートでパンクを修理してくれる修理キットを持参。
あと、修理中にクマちゃんが来たらイヤなので、大音量で騒音をがなり立ててくれる携帯ラジオ。
次回予告
葡萄沢林道、青野林道、青野岳山林道の3本が消化不良だったので、次回はここら辺をちゃんと走って通行止め箇所などの情報をアップデートしたいと思います。
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