暖冬とはいえ、バイクに乗りたくなるほどの暖かさではなく(個人的に)。
かといって、外したキャブがいつまでも置いてあるのは精神衛生上よろしくないので、作業を進める。
キャブレターヒーター
いろいろ迷ったけど、PSが調整しづらくなるのでキャブレターヒーターはキャンセル。
水路を開放したままなのは良くないので、外径6mmのホースに蓋するようにテープを巻いて突っ込んでおく。
脱落するかもしれないけど、実害はないでしょう。
キャブを車体に再装着
単気筒だとあっという間に終わるんだけど、省スペース的な発想で詰め込まれた設計だと大変。
エアクリーナーボックスをずらしながら、インシュレーターにグリグリと押し込む。
冬場、ゴムが固くなっていると本当に大変。
ZZR250の場合、インシュレーターが比較的長いのでゴムが動く範囲も大きく、潤滑スプレーを吹かなくても割とあっさり入る…気がする。
ホースバンドを締め上げて固定したら、スロットルワイヤーを取り付ける。
この時、右のホースバンドの位置が悪いとスロットルに干渉するみたいなんで気をつけて。
アイドリングスクリューを定位置に戻し、負圧ホースとガソリンホースを取り付ける。
エアクリーナーボックスの再装着
どの車種もだけど、本当に大変。
あまりにも大変すぎて写真は撮ってない、撮りようがない。
こういうのをちゃんと撮影しているYouTuberたち、本当にすごい。
片方は割とすんなり入ったけど、片方が全然入らない。
Zよりも聞き分けがない。
こういう時に役立つのがヒートガン。
こいつで軽く炙ってやる。
ちなみに調整がないヒートガンは、マジで熱くなるので取り扱いも使用も要注意。
そしたら、何事もなかったかのようにおさまった(笑)。
おかげでこれを書いている現在、筋肉痛になった。
エアクリーナーボックスから外したスポンジ状のフィルターを戻し、ふたをしてオシマイ。
書けば3行足らずだし、入るようにしか入らないし、つくようにしかつかないんだけど、クリアランスも厳しいし、作業性も悪いのでビギナーだと「本当にこれで正しいんだろうか?」と疑心暗鬼になるかも。
エンジン始動…するか?
プラグを新品に入れ替えて、チョークを引っ張り、セルモーターを回す。
気温が低いせいか、苦労はしたけど、カブるような状況ではなさそう。
とりあえず、いつものテストコースへ繰り出し、上り坂、下り坂、直線、コーナーリングを走ってみる。
負圧キャブのよく言えばマイルド、悪く言えばちょっとボンヤリしたテイストのせいで、仕上がり具合もよくわからないのではないか。
が、そんな心配は無用だった。
アイドリングもしっかり安定しているし、ギクシャクしたところもなくスムーズに吹ける。
キャブのOHは火を入れるまで疑わしいというか、お金をかけて新品を入れた分が返ってくるのか?
という気持ちになるが、真鍮パーツをほとんど入れ替えたせいなのか、見事に復活した。
気温3℃くらいでも火が入ったし、プラグにもカーボンがたまっていないので、多分このまましばらくは乗れる…はず。