2023年10月07日08日宮城県ツーリング

ぶらりバイクの旅

10月7日 星空観察ツーリング

何やらロマンティックな響き(笑)。
きっかけは、先日の信州・北陸ツーリングの時、長野県のキャンプ場で目にした満天の星。
あれを近所のキャンプ場で観ることは出来ないものか。
夜の灯りが少ない人里離れたところで、かつ標高が高いキャンプ場がベスト。
ここならいいんじゃないか、と選んだのが大滝キャンプ場。

グーグルマップにも載っているれっきとしたキャンプ場なのだが、オンロードで到達するのは至難の業だと思う。
道も狭いうえ、砂利も深いから、行けたとしても「超ゆっくり」の速度になるし、林道をはじめ山の中ではクマも出る(以前2回遭遇した)。
Zなんかで入ったら、まず逃げ切れない。
なので今回は空冷Zではなく、単気筒の水冷ヤマハで出陣。

そんなに何を持っていくの?というくらいのボリュームになっているけど、実は大したものは入っていない。
テントと寝袋が旧式すぎて、かさばってしまっている。
テントは荷物に余裕を持たせたいので2人用、かつ両サイドに前室があるので、仕方ないのかも。
でも、寝袋はオーストラリアツーリング時代から使っている、まさに「前世紀」の遺産。

何十年も放置してたんか!と言われそうだけど、夏用には非常に小さくおさまる寝袋を使っている。
随分前、アウトドア用品店の在庫処分セールで見つけたのだが、確か1万円か2万円とかで売っていた品物。
脇にファスナーがなくて不便そうだったので売れ残ったと思うんだけど、ちゃんとダウンだったし、収納性も抜群。
基本的にバイクでキャンプ行って、というのは夏場なので、春とか秋用の寝袋を買い替える、という選択はなかったのだ。
でも、先日、長野のキャンプ場に宿泊して「もう少し寒かったら、この寝袋では辛かったかも」と思うことがあったので、来シーズンは新しいのを買ってもいいのかな、とも思う。

ちなみに、寝袋は布団と同じように季節によって使い分ける。
基本的に薄くて軽い寝袋は夏場用、分厚いものは冬場、ということになっていて、ちゃんとしたメーカーの寝袋であれば「何℃まで使えます(死なないでしょう)」とスペックが表記されている。
この辺りを説明してくれているのが、トップブランド、イスカの公式サイト。

イスカ公式 【シーン別】おすすめの寝袋(シュラフ) ~季節と標高から考える寝袋の選び方~

これ、登山シーンを想定して書かれているけど、すごくイメージしやすい。
気温1桁でもキャンプする!というツワモノじゃなければ、0℃までの寝袋で十分だと思う。

あとは、収納サイズ。
メーカーにもよるが、直径×長さで収納時のサイズを明記している。
直径20cm以下に納まる製品なら、使いやすいのではないか、と。

食糧は、こんな感じ。
上下水道のないキャンプ場なので、出来るだけ調理が簡単、もしくはそのまま食べる物を。
といいつつ、肉の誘惑に勝てず(笑)。
湧き水はあるけど、上下水道がないので、使い終わった調理器具はビニール袋に入れて帰宅してから洗う。

山のふもとはこんな感じ。
秋晴れ。
雲と青空のコントラストが美しい。 

実は今回、久しぶりに知人を連れ立ってのキャンプ。
行きつけのカフェで知り合ったライダー。
時々、デイキャンでも利用する旗坂キャンプ場で待ち合わせ。
先に着いて待っていたら、ポツポツと雨が降ってくる。

青空だったので、そのうちあがるだろうと思っていたが、どんどん雨脚が強くなってくる。
雨雲レーダーはどうなんだろう、とスマホを開いたが、山間部なので電波が入らない。

ちょっと面倒くさかったが、街へ向かって山へ下る。
そうしているうちに、どんどん雨粒が大きくなってきた。
途中で合流したライダーと、いったん引き上げてスマホをチェック。
どうやら、もう少しすると雨もおさまりそうな雰囲気。
 
「行くだけ行ってみよう」

と、林道の入り口まで進んでみたけど、砂利道にはいくつもの流れが出来ており、さすがにこのまま進む気にはなれない…というより危ない。
おまけに、靴にも雨がしみこんで、えらいことになっている。

仕方ないので、今回は撤収。
そして、麓に戻ると、またも快晴。
どうやら、平野部は秋晴れが続いている模様。
せっかくの食材を無駄にしたくなかったので、一緒に行ったライダーを自宅に招いて庭でBBQ。

10月8日

翌日も下界は快晴。
星空は見えなかったけど、秋の景色を見たくて県北ルートを選ぶ。
大通りはイヤなので、裏道をつなぎまくる。

栗駒山を走ってみたけど、目を見張るような紅葉を見るには早かったかも。

今年は紅葉を堪能したい…