電子制御燃料噴射装置、いわゆるフューエルインジェクション搭載の車両なら、いつでも最適な混合気をエンジンに送ってくれるから、燃焼室にカーボンがたまることもないんだろうけど。
キャブ車でドンピシャなセッティングじゃない車両だと、徐々にカーボンがたまる。
ホントだろうか、と覗いてみた燃焼室。
これがOH後15年、20,000km走ったエンジンのピストン。
表面に数字みたいなのが見える。
WISECOピストンの特徴。
こっちはもう少しカーボンが堆積していて数字が判別できない。
本来であればFUEL-1を入れておきたいところだけど、貧乏ライダーには気軽に投入できる値段ではなくなってしまった。
というわけでお財布に優しいのがコレ。
ヤマルーブのPEAカーボンクリーナー。
PEAとはポリエーテルアミンの略で、エンジン内部に堆積したカーボン…ようするに、お焦げと科学的に反応して堆積物を溶解させ、外へ排出させるのだ。
使い方は簡単で、ガソリンタンクにぶち込んでやるだけ。
あとは勝手に仕事をしてくれる。
注意が必要なのは分量。
書いているように、5リットルに対して15ccを入れる。
そのわりに15ccの目盛りがないんだけどね。
ようするに1リットル当たり3ccを入れるとよいわけです。
Z1Rの2型は20リットル入るから、満タンを想定で60cc。
ZZRは17リットルだから51cc…50ccにしておきましょうか。
バンバン入れてやれば、カーボンも取れてピカピカになるかと思いきや…
3か月または3000km走行ごとに、と書いてある。
PEA自体、効果が持続するのと、あまり使用頻度が高いとゴム製のシールやガスケットを傷める結果になるという話もある。
どっちにしろ、安いものではないので頻繁に使えないけど(笑)。
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