2025年09月16日 Z1Rで国道を端から端まで走るツーリング:国道457号線 一関市~白石市

ぶらりバイクの旅

20年くらい前まで7月8月でも、大渋滞を走るのでなければレザーでも何とかなった。
9月に入れば、間違いなくレザーの季節だった。

が、10年ひと昔とはよくいってもので、そんな常識はもはや通用しない。
9月でも30℃越えは当たり前で、むしろ30℃くらいなら「今日はマシかも」という異常な感覚に。
そして暑さを理由にバイクに乗らないでいると、いつの間にか震える寒さがやってきて
「今シーズンも終わったな」
と遠い目で空を眺めることになるので、意を決して出かけてみた。

国道457号線は岩手県一関を起点に、最後は白石市で終了する。
ざっくりいうと宮城県を縦走する感じ。
ただ国道4号線のような幹線道路というより、山間部や少しひなびた場所を走るルート。
他の国道と重なる箇所もあり「ここも457号線だったのか」と改めて実感する区間もある。

国道457号線の起点は国道4号線から折れるような形で出現する。
写真を撮影した辺りは、国道284号線の終わり。
ここから、栗駒方面へと向かう。
スタートは9時。

スタートは、こんなのんびりとした道が続く。
まだまだ暑いんだけど、稲穂も色づいて少しずつ秋を感じる。

こっちへ行くと花山、さらには秋田へ続く道には入らず、少しずつ南へ下る。
昔は一迫と呼ばれたあたりの峠道を登り降りして、いったん国道47号線に出る。
47号線に乗ってすぐのところに、あ・ら・伊達な道の駅 がある。
とりあえず1回目の休憩。
平日の朝だというのに、大賑わいだった。
結構、お土産物も食べるものも充実しているので、この辺を走ったら立ち寄ってみるとよいかも。
ちなみに、この辺りでオススメなのは、鳴子農園
夏が来る前、郷土料理と温泉に行った帰り道、一緒に行ったスイーツ男子が発見したお店なのだが、これがすこぶる美味い。

写真では分かりづらいけど、大きなブルーベリーがゴロゴロ入ってるのよ。
ちょっと道が細くて「こっちでええんか?」と自信を無くすかもしれないけど、アイスやジェラートに目がないなら行くべき。
普段、アイスを食べる風習がない自分にも美味さは分かった。

加美町から色麻町を通ってどんどん南下。
実はこの辺りまで来ると、しょっちゅう通っているので新鮮さはあまりない。
山形県尾花沢市方面へ抜ける峠道へのアクセス、船形山界隈の林道へつながる道でもあるので、本当によく利用する。

山から離れて平地になったせいなのか、それとも南下したからなのか、だんだんと暑くなる。
そして仙台市内(48号線とかぶる区間)に来たら35℃近くまで気温が跳ね上がった。
おまけに道路は事故渋滞。
数メートル走っては停まり、の繰り返しで汗が噴き出す。

20分近く48号線に足止めを喰らい、やっと本来のルートに復帰。

山間を縫うようにして走るものの、なかなか汗がひかない。

川崎町に入る頃には、車の影もまばらになる。
これが土日祝日ともなれば、結構な交通量になる。

青根温泉に到着。
国道457号線も終盤戦。
少しは涼しくなったかと思いきや、まだまだ30℃越え。
キャブの調子もいまひとつ。

ゴールが見え始めてきた。
もう一息。

いろいろ考えがあるんだろうけど。
山の中に突如として現れるメガソーラーには興ざめ。

13:00、ついに国道457号線の終点に到着。
約180kmの道のりを4時間かけてゴール。
9月も半ばだというのに、とんでもない暑さだった。
本来ならば、ここから帰宅。
だが、家の用事を仰せつかって、ここから何と山形県米沢市へ。

出発時が1396km
帰宅時が1873km
炎天下で477kmは身体にこたえるようで、帰宅してちょっとしたら脚がつりました。
スポーツ選手がよく脚つってるの見て「そんなオーバーな」と思ってたけど、つりますわ(笑)。