バカでもいいから、これを読め

雑記帳

だんだん昔の勢いがもどってきました(笑)。
だいぶ処分したんですけど、10代20代の頃は、ずいぶん本を読みました。
アルバイトのお金を全部つぎ込んで、大衆車1台分くらいは本に消えたと思います。

30代くらいになったら、途端に読書量が減ってしまい、本当はここで勉強し始めないとダメなんですけど、どういうわけか、本に対する熱意が減少、昔はあまり読まなかったマンガばかり読むようになってしまいました(笑)。

このままでは、どんどんアホになってしまう!
ということで、大量の本を読んでいる大先輩に「ワタクシめのような、アホでも読める本は何でしょう?」と教えを乞うて紹介して頂いたものに、いくつか紹介したい本があります。

全て読む前提でいうと、この順番で読むのがよろしいかと。

 

 

上下に分割するほどのボリュームですが、訳者の翻訳がソフトなので、読みやすいと感じました。大陸間の移動が困難だった時代から、グローバル化が進んだ現代にいたるまで、我々の世界がどういう変革を遂げてきたのか、グローバル化、高速インターネットの普及などが何をもたらすのか、が書かれています。

たとえば、多くの日本人が使っているiPhone。
何年か前に、カスタマーセンターとやり取りする用事があったのですが、フリーダイヤルの先にいたのは、シンガポールに住む女性でした。
本書にも書かれていますが、アメリカの会計士が顧客から受け取った資料は、インドの下請け会社に委託することで、翌日には会計処理を終わらせることも可能なのです。

どんどん地域差がなくなり、世の中が平坦化(フラット化)すると、新しいチャンスを得られる人、既存の力や特長を失う人も現れるというわけです。

次にご紹介するのが、ジャック・アタリの「21世紀の歴史」です。
TVでも紹介されていたので、読んだ人も多いんじゃないかと思います。
「フラット化する世界」は、ビジネスや経済の変革について書いていましたが、こちらは国家間の変革について書かれています。
「この国とこの国は、いずれ戦争状態になる」
というようなことも書かれており、結構ショッキングです。
ちなみに、この本のなかでも「世界がフラット化したら…」というくだりがあり、二人の著者が見据えた未来像には、共通点があるようです。

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じゃあ、そもそも人間はどうして、そんな風になったのか。
もっと根源的な部分から掘り下げていったのが、ユヴァル・ノア・ハラリによる
「サピエンス全史」

もともと狩猟民族だった人類が「獲れるかどうか分からない獲物を追って暮らすのはしんどい。この辺で作物を育てれば、安定した生活を過ごせるんじゃない?」と農耕にシフトしていった、という話は子供の頃から知っていたと思うのですが。

この本では「むしろ、作物に支配されているのは人間の方」という論点で話を進めております。そういう切り口から話を進めているので、新鮮な驚きに満ち溢れています。

そして、ハラリの新刊がこれ。
「ホモ・デウス」
これから人類が何処へ向かおうとしているのか。
いきつく先は何処なのか。
これもまた、なかなか驚くような未来予想(分析)図が書かれているのですが、まだ読み終えていないので、これから読んでみようと思います。

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