このところ、暖かい日が続いております。
実は、最近、コビットさんになりそうな、そうでないような人になってしまったので、自宅待機。
仕事はテレワークでどうにかこうにか。
去年もそうだったけど「買い物とかどうしたらいいの?」と保健所に訊いたら「生きなくちゃいけないから、あまり混まない時間帯に買い物してきて下さい」とのこと…
ま、感染者じゃないからね、その辺はユルくしておかないと…
こうして家にいると、PCに向かう時間が増えてしまい、お金もないくせに「これいいな」とか「これ欲しいな」と、ついついECサイトの餌食になってしまう。
で、今回もついつい購入してしまったのが、これ。
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やや、今さらな感じはあるけど、LEDです。
コモディティー化が進み、いまじゃ投げ売り状態。
送料込みで1,000円しないものまである。
昔、ガンプラを作っていて、カメラを発光させるのに使ったムギ球…あっちの方が高いくらい。
LEDも沢山の種類があって、何を買ったらいいか分からない、という方もいるでしょう。
我が家のZ1Rやほかの空冷Zは、口金がBA9Sというタイプ。
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2013年に購入した記録が残っていた…!
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ご覧の通り、ソケットに「押し回して固定」するタイプ。
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LEDを購入する際、気をつけたいのが寸法。
口金のタイプが同じでも、高さが大きく違うと入るべき場所に入らないこともある。
それから、電球のサイズ。
これもG10かG14だったらたいてい入るのだが、なかには惜しくもフィットしない、ということもある。
たとえば、北米仕様以外のZについている「ポジションランプ」。
前に同じような小さなLEDをひとつもらって、明るい方がいいからポジションランプでしょう、と思ったらライトのホール(穴)に入らない。
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左から
今回購入したLED。
ポジションランプ用の電球。
純正同様サイズの電球(メーター、インパネ用)。
オーストラリアの友人からもらったLED。
ご覧の通り、ポジションランプ用の電球は口金とほとんど同じ径だから、メーター用の電球だとダメ。
もちろん、いちばん大きいLEDでもダメ。
今回、購入したLEDは、ほぼ同じサイズだったので装着可能だった。
あとは、順序良く電球とLEDを置き換えるだけ…なのだが、またもトラブル。
メーター用のLEDが点灯しないモノがある。
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アース線が断線。
口金ホルダーにハンダ付けしているんだけど、ホルダー自体がハンダとの親和性が低いから、ロウ付けぽくしている。
ロウ付け用の材料もあったハズだけど、どこかにいなくなってしまいましたので、そのままハンダゴテで結線し直すことに。
が、うまいことハンダが乗ってくれない…
しょうがないので、ハンダ付けする部分をドリルで開口、そこに線を入れながらハンダを落とす。
細かい作業で50代の裸眼には辛かったけど、どうにかこうにか…
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時々「Z1Rのインジケーター周りのハーネス、どうやって作り変えたんですか?」と聞かれるんだけど、FX/Mk2用のアフターパーツを使っています。
燃料計と電圧計は上手に分岐するなり工夫が必要だけど、メインハーネスをFX/Mk-2にしているのであれば、こちらが便利。
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無事点灯。
いちばん左側で光っているのがポジションランプ。
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ちょっと分かりづらいかもしれないけど、メーターの外側から照明が見えている。
スピードメーターがLED、タコメーターが電球のまま。
青みがかった光のLEDに対して、電球は黄色い感じ。
全部、LEDに入れ替えたところで、仕事が溜まっていることに気づいて初日はオシマイ。
夜にちょろっと撮影してみたら、メチャクチャ明るい。
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間接照明のメーターはいいんだけど、インパネのLEDは光量が強すぎ。
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その辺に転がっていたプラベニヤ(プラ段)を切り抜きして、パネルの中に閉じ込めてみます。
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これで少しは落ち着いてくれるだろうか?
しょっちゅう視線を落とすニュートラルランプも、インパネの裏に緑色のよくある養生テープを貼り付けて様子を見ることに。
もともと青みが強いハイビームは大丈夫っぽい。
残るはウィンカー(ターンシグナル)。
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これも、ちょっと強すぎるかも…ここにもプラダンが要るかな…
何気なく右にウィンカーを出したら、インジケーターが点滅しない。
ウィンカー自体は点灯する。
まさかの断線?と思ったけど、異常なし。
そういえば。
Mk2やFXのウインカーのインジケーターは左右独立している。
配線図を見ても、緑と黒/黄、灰色と黒/黄。
ところが、Z1Rの場合は、緑と灰色が口金ホルダーに繋がっている。
これだけ見ると「両方+なのに、何で電気が流れるの?」と思うけど、スイッチをONにすると電位(プラス、マイナス)が変わるのでショートしない、というのが、今は亡きGarage Junk BOXの管理人さんのサイトに記載してあった。
LEDは「発光ダイオード」というくらいだから、もとはダイオード。
ダイオードには極性があって、昔からラジオなどの電子機器に使われている発光ダイオードも足の長さで極性が区別されている。
一方の電球には極性がないから、どっちが+でも-でも電気が流れれば点灯する。
というわけで、ターンシグナルのインジケーターだけアナログな電球のままで終了。
ここだけ、ぼわっと柔らかく光っている。
やってみて言うのも何だけど、色味や雰囲気は電球の方がいいかも。
これからLED化しようと考えている人には、スピードメーター&タコメーターにはLEDを、インジケーターには電球のまま、をお勧めします(笑)。
おまけ画像。
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ヘッドライトを組みつける時、レンズが上を向いたり、下を向いたりしないように、マーキングをつけている。
車検の予備検査でも問題なかったので、ベストポジションを向いている。