夏が来るたびに「去年よりも暑い」とぼやいていたけど、何のことはない、毎年暑くなっているだけなのだ。
今年も例外なく、記録的な猛暑。
この気温でバイクに乗るほどタフではないので、この時期は必然的にメンテナンスに振ることに。
先日、交換したダイナモカバーは純正のままなので、アルミ地肌むき出し。
黒に統一するなら、塗装すべきなのだけど、いったん組み付けたパーツを塗るのは不可能。
なので、今回は純正のパターンに戻す。
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まずはクラッチレリーズカバーを外す。
サービスマニュアルでは、エンジンスプロケットカバー。
この形で分かる通り、実はGPzのカバー。
ボールベアリング式のリレーズを使用したくてコンバート。
昔はオークションで簡単に入手できたけど、いま、こういう単体部品もなかなか出てこなくなった。
「貴重な当時モノのペイントを剥がすの?」
と言われそうだけど、すでに長穴加工してるから気にしない。
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剥離剤を塗ったら、マスカーでくるんでやる。
使用する剥離剤はコレ。
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実は一回ではうまく剥離できなかった。
キッチンペーパーを細かく切ったものを貼り付け、そこに剥離剤を染み込ませる。
液ダレしないし、結果的に剝離剤も節約できる。
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オールブラックだった右側のエンジンも純正のように色分け。
もとがそんなに高級な塗料じゃなかったので、容易に色落ちする。
雑な塗り方、安っぽい塗料であるほど、落ちやすい(笑)。
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30分足らずでご覧の通り。
これも、キッチンペーパーでしっかり剝離剤を塗膜に留めておくと効率が良い。
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ポイントカバーも、ポイントカバーのマウント部分もキレイに剥離。
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若干色味が違うけど、まあいいでしょう。
ちなみにヘッドカバーの四角い部分も落としたかったけど、こっちは塗料が強烈なせいか、剝離剤を10分程度塗っただけでは剥がせなかった。
そのうちペーパーで落としてやりましょう。