6月7月ってこんなに暑かった?というくらい猛暑日が続いている。
関東、関西の皆さんに比べたら、涼しいかもしれないけど。
最近、ちょっと気になるTMキャブの調子。
これは推論だが、スロー系のガスが濃いせいか、始動後低回転で走り出してすぐに異常をきたす。
たいていは1か4(つまり両外側)のスパークプラグが真っ黒けになる。
こないだ、岩手に行った時もそれで出発が1時間くらい遅れてしまった。
パイロットスクリューもかなり絞ってる。
どうしたもんだろうか。
こういう時は、もう30年近く付き合いのある山形県は河北町にある「龍横健」のマスターに相談。

あまりにも暑くて夏メニューの鶏中華。
で、同じような仕様のパワーユニットに乗ってるマスターから「エアジェットを変えてみては?」とアドバイス。

0.8を0.9に変えて空気の流入量を増やすという作戦。
「あえてここを変える、そのココロは?」
「キャブをばらさなくてもいいから(笑)」
なるほど、そういうことね。

フィルターを外したところ。
真ん中がメインエアジェットだけど0番(穴が開いていない)で、右隣のがパイロットエアジェット。
こいつを細いドライバー(-)を使って外すわけだが、なかなかアクセスできない。
無理に回そうとすると絶対にナメる案件なので、こういう時は適正な工具を用意するか、あきらめてキャブを外す。

4気筒オーナーならみんな知ってる通り、外すのはいいけど再インストールが大変。
比較的、ゴムが柔らかい夏場でも状況は大して変わらず…


ちなみにこれがTMのエアジェット。
これがお店屋さんにあって「そのざるの中に入ってるから、好きなのすくって持っていきな」とか言われたら泣いちゃうかも。
大人だったら誤飲しても明日には大地に還る大きさ(当たり前だが、絶対に飲んじゃダメ)だし、番手の文字なんて肉眼で見えやしない。
話は前後するけど、エアジェットをオーダーしようと思ったら某通販サイトでは在庫が3。
あやしいのは1と4なんで、ふたつあればいいんだろうけど、セッティングするうえでやっぱり4必要だった、とかなったら困るじゃない?
1か月くらい待ってもいいだろうと発注したら、なんと納期が11月下旬。
さすがにそりゃないよね、と。
ACTIVEがミクニの代理店やめちゃったのが大きいんだろうか。
困った、困ったと騒いでたら、先のマスターからJBSに聞いてみたら、と。
そうだ、忘れてた。
http://www.jbs.ecnet.jp/
https://www.instagram.com/jbsmikunitokyo/
JBSさんもミクニの正規代理店。
早速問い合わせて、送ってもらうことに。
対応も早くて、ありがたや。
とりあえず、1と4だけ交換してテスト走行。
PSの戻し量は現状のまま。
何となくだけど、アイドリングが低い感じ。
少しアイドリングを上げてやる。
スロー系のセッティングなので、ストップ&ゴーとか低回転域を使うシチュエーションで走る。
うちの近所は、そういう道ばかりなのでセッティングには良い。
機械は正直というか、燃料に対して空気の量が多いせいか、苦しい感じ。
うまく表現できないが、アスリートが使う空気の流入量を調整するマスク、あれをつけてる感じ。
ただ、5分くらい走ってエンジンが暖まり、燃焼効率が上がってくるとその感覚も薄れる。
いわゆる「ツキが良い」状態。
数キロ走って帰還、プラグを見てもカーボンが堆積した様子はない。
冷間時のツキをもう少しよくしたいので、1/2から3/4にしてみる。
それにしても暑い。
ちょろっとテスト走行しただけだが、空冷4発が作り上げる熱量はとんでもない。
一方、水冷パラツインは、排気量が小さくて水冷ということもあって、股座から昇る熱は皆無。
取り回しも軽いし、夏場のおでかけは水パラZ号にしてZを延命させようかな。