コロナウィルスの影響もあり、公私ともに「これ以上ないくらい」の変化が訪れ、もちろんそれは0.1%も歓迎されるべきものではないのだが、時間が与えられたのも事実。
これから、どうなるか分からないので(自分の健康状態も含め)、できるだけ火を入れるようにしている。
走ったことのない道を選びながら、パーシャル中心のスローライド。
自宅から60kmくらい離れたところ。
一帯は、父の母…つまり自分の祖母が生まれ育った場所。
祖母の家は庄屋だったらしく、家には多くの刀剣類をはじめ「お宝」があったそうだ。
結婚する際、祖母は「お宝の類」を一切受け取らなかった、という話を聞いて「もったいない」と繰り返したものだ(笑)。
また聞きなので真偽のほどは分からないが、お宝を分け合った親類たちは、その後あまり良い人生を送らなかったという。
祖母が信心深かったのかは分からないが、人を斬ったかもしれない、いくつもの刀や槍を手元に置いておくのがイヤだったのかもしれない。
ここまで足を伸ばして、ちょっと不安なことが。
2500回転くらいでのんびり走っていても、水冷Z流用のMOSFETレギュレータは、アイドリングでも14V近くのエネルギーを生み出してくれる。
ところが、ちょっと前から突然12.4Vまで電圧が降下することがあった。
昨年の今頃、同じように遠出していた時、11V近くまで下がってデイトナ電圧計が赤ランプを点灯。
慌てて停めて点検したのだが、すぐに調子は戻ったので気にしていなかった。
今回も同じような感じ。
12.5Vから12.6Vで動き、ほんの少しエンジンを停めてやると、何事もなかったかのように元に戻ったり戻らなかったり。
でも、10分くらい走っていると14.0Vあたりで高止まりする。
不安なのが、いったい原因が何処にあるのか、分からないということ。
レギュレータかステーターコイルに不具合があり、このまま走っていたら、まさかの「バッテリー上がり」で遭難するのではないかと心臓バクバク。
レギュレータも熱くなってないし、いったいどういうことなんだ?
本当は、帰り道、オシャレなお店で外食して帰ろうと思ったんだけど、最短ルートで帰宅優先という、もっとも退屈なツーリングに。
14時過ぎに帰還、お昼は玄関先に座ってペヤング(涙)。
愛馬を眺めながらの遅いランチは、ある意味贅沢だろうけど。
さて、いったい何がよろしくないか…ひとつずつ確認していく。
まずはステーターコイル(英文マニュアルではアーマチュア。ジェネレーターという人もいる)。
素人配線なので不安要素が高い部品だが、抵抗値はこんな感じ。
マニュアルによれば、0.46Ω~0.70Ωだから、抵抗値はちょっと規定外。
もう一個、怪しげな出土品があったはずなので調べてみる。
規定内におさまってはいるけど、五十歩百歩だろうか。
もしかしたら、コイツの方がマシかもしれないけど、ジェネレーターカバーを外して配線組み直して…という気力も時間も資金もない。
あとは実際、症状が出た瞬間、テスターで当ててみるしかない。
面倒くさいけどカバンにテスター入れて、近所をグルグル走ろうと思いきや、スタート時から12.5Vを指している。
急いでて写真は撮れなかったが、ステーターコイル側の出力を計測。
先のマニュアルでは、4000回転で交流50Vの電圧が出ていればOKということで、ここは3通りの組み合わせで定格のエネルギーを発生したので、抵抗値の分を差っ引いても8割9割問題ないんじゃないかと。
次にMOSFETレギュレーター。
我が家のはFH010BA。
うろ覚えだけどZX14の純正部品だったと思う。
横に刻印が刻まれてる。
一時期は本物の証明だったアルミ製の蓋だが、いまは当てにならない。
14V以上マークするので偽物ではないと思うが、ネットで5000円とか驚くような価格で販売しているMOSFETレギュレーターは怪しいと思っている。
ひと頃は裏側の蓋が樹脂でアルミ板じゃないとダメだの言われてたけど、最近は作る人もアルミで造るから関係ない(笑)。
最終的にはオシロスコープで波形を見ないことには判断できないし、サンメカでそこまで持っている人はいないだろうから、純正新品を流用するとかPAMSやH.Craftで取り扱っている商品買った方がいいんじゃないかと。
とりあえず、レギュレーターも問題なし。
このまま走り出したら、どうなるのだろうか?
とりあえず、何があっても自力で帰還できるよう、近所をグルグルと走って様子を見る。
12.4Vより下には降下せず、かといって13.0Vまで上がらない様子。
そしたら、突然13Vまで復活、いつもの13.8~14.2Vを行ったり来たりするようになった。
いったい、どういうことだろう、と思いつつ供給側の性能は落ちていなさそうなので、今のところは様子見、ということで(笑)。
そういや、MOSFETレギュレーターについて、ちょっと思うところが。
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