実は少し前から気になっていたことが。
突然ヘッドライトが点灯しなくなる、もしくは接触不良的に点滅するのだ。
「それって、つまり接触不良じゃないの」
と言われたらそれまでなんだけど、じゃあ、どこが?て話になる。
原因究明のためにバラしてみるのだが、何処も異常がない。
いったん停車してエンジンに火を入れると、何事もなかったかのように点灯することも。
今回は旅先でトラブルになり、帰宅するまで改善しなかったので徹底的に調査。
まずは、LEDユニット自体に不具合があるのかどうなのか、をチェック。
H4カプラからLEDを抜いてハロゲンライトを入れてみる。
点灯したり、点灯しなかったり…どういうこと?
ポジションランプも点灯しない。
どういうことでしょう。
もう一度LEDを入れて、今度はパッシングボタンを押してみる。
こっちは問題なく点灯する。
パッシングはディマー(ライトのHiとLo)とは別系統ながらも、これでLED自体には問題がないと判明。
次にテスターを当ててみる。
ライトONの状態でも通電していないらしく、断線しているかのようにゼロ表示。
フューズを見ても切れている様子はない。
ということは、H4カプラからバッテリーまでのどこかに接触不良がある、ということになる。
ハンドルスイッチのカプラとメインハーネスのカプラかもしれないし、メインハーネスかもしれないし、ハンドルスイッチかもしれない。
捜索範囲はなかなか広い…
次に疑ったのはメインハーネスとフューズをつなぐ4Pカプラ。
フューズを一新した際、新造したものだ。
あら…なんか緩んでいる気がする。
緩んでいる、というよりもロックの爪が入りきらない感じ。
同じ形状のカプラでもメーカーによって微妙にフィット感が違う。
カプラーを押し込んでも「カチッ」とロックしない。
さらに、メインハーネス側のカプラが根元からUの字になっていることもあって、振動で抜けるような取り回しになっている。
配線の長さに余裕があったので、今度は「曲がり」がないような取り回しに。
点灯チェックでは、問題なし。
その後、200kmほど乗ってみたけど、これまた異常はなく…めでたしめでたし。
こういう地味な整備というかリファインも大事です。