2022年09月25日 Z1Rのオイル交換奮闘記

Z1R-II

秋晴れの休日、自宅から80kmほど離れたラーメン屋へ昼飯を食べに行く。

山形県は河北町の龍横健。
安定の味でした。

メチャクチャ天気がよかったのに、ホントにラーメンだけ食って、よそに寄ることも見ることもなく、来た道を引き返すという贅沢(笑)。

で、帰宅してオイル交換。
前回のオイル交換は、クラッチプレートを交換した時だったので、おおむね1年。
距離は残念ながら5000kmも乗らなかったけど、一応、サービスマニュアル的には1年か5000kmどっちかで交換せよ、とあるので…

今回のオイルもKawasaki R4。
KawasakiのマシンだからKawasakiにしなくてもいいし、何ならYAMAHA謹製のケミカルが良いかと思ったけど、安く買えたのでR4に。

近くにガソリンスタンドもないし、もっていくのも面倒くさいので、廃油は焼却炉の加速剤になるよう、燃えるゴミに出します。
17mmのソケットレンチ+エクステンションバーという名の塩ビ管でドレンボルトを回すだけ。
オイル注入口のある右側で作業するだろうから、ソケットレンチやスパナは手前に引っ張る。

某業販サイトPBのオイルフィルターを使用。
13201418で検索すると出てきます。

あまり劣化した記憶がないんだけど、Oリングも新品にしておきましょうか。
ガソリンに触れるキャブのOリングよりは、ぜんぜん丈夫で劣化していないと思うんだけど…年に1回なんでケチらずに交換。

ここから、オイルまみれの作業になるので撮影していないけど、基本的にはドレンボルトから大部分のオイルを抜く。
頃合いをみて「皿(フィルターカバー)」を止める「棒(オイルフィルターボルト)」を抜くんだけど、今回はこれが抜けてこない。

ネジが切ってあるのは棒の先端で、クランクケースにはまっているだけなので、ここをフリーにできれば棒は抜ける…ハズ。
棒を抜いたら、皿をずらして、フィルターごと処理ボックスにダイブさせるだけ…なのだが。
フィルター、皿、棒は完全に抜けているのに、皿とフィルターを貫通している棒が抜けてこない。
これが抜けないと、全てがマフラーの弁当箱(チャンバー)に当たって落ちてこないのだ。

床にひっくり返りながら、あれこれ試してみたけど抜ける気配なく…
しょうがないので、エキパイからマフラーまでを撤去。
急がば回れ、だ。
指一本で支えられるような軽量製品ならまだしも、マフラーを外す時は、ジャッキなどでエキパイ&マフラーを下から支えた方がいい。
これをやらないで、スタッドボルトからナットとフランジを外していって、最後の1本に全部のテンションがかかっているとマフラーの重みでスタッドボルトがボキっと折れることも。
そうなったら、大工事必至なので…
特に純正マフラーはかなり重いので、とにかくボルトにはテンションをかけないように注意したい。

ようやく「フィルター」「皿」「棒」を撤去することができた。
次にフィルターを外すのだが、これがかなりキツくて抜けてこない。
後で空冷Zのベテランライダーに聞いてみたところ、フィルターのゴムパッキンに食らいつく場合があるらしい。
社外品のちょっとした精度の違いなのだろうが…

車体から外した後でも、結構な力をかけて抜いたフィルター。
おそらく車体に着いたままでは抜き取ることが出来なかったし、無理矢理コジコジすると皿や棒を傷つけそうだったので、これはこれでしょうがない。

モタモタ、バタバタしたおかげで、いつもよりゆっくりとオイルを抜くことが出来たから、それはそれでよかったかも。

あとはオイルを入れるだけ。
自分は横着ものなので、缶から直接オイルを入れるけど、注ぎ口がキャブやフィルターに当たってこぼすこともあるので、できればオイルジョッキや漏斗(じょうご)などで注いだ方がいいです。

次の交換タイミングは95661km前後もしくは1年後。
しかし、オイルも高くなってきましたね…原油価格が下落したり為替レートが1ドル=100円くらいになっても、製品単価は値下がりしないでしょう。
卸価格が下がって、販売店が価格を落とすかもしれないけど、世界的に物価が上がっているので…
必ず使うものは、早め早めに購入しておいた方が吉です。