現時点では不調の原因が不明なので「雑記帳」カテゴリーに投稿します(笑)。
ツーリング中、突然ヘッドライトがつかなくなったZ1R。
ハイビームとパッシングは点灯したのでライトの不調かと思いきや、ディマースイッチに関連するヒューズに行く4Pカプラが抜けてただけだったという…
その後、順調だったのだが、またしてもヘッドライトがつかなくなった。
今度こそLEDがダメになったのかと思ったけど、ハロゲン灯に変えてもつかない。
テスターを当ててスイッチをONにすると、ちゃんと通電する。
ちなみに今回テスターを一新しました。
信頼と安心のSANWAブランド(三和電気計器)のPM11
シンプルかつ軽量なので、車載工具としても使えそう。
機能が少なくない?と思うかもしれないけど、サンメカが使う程度なら直流・交流の電圧、抵抗値があれば十分。
アナログを使っていた時期もあったけど、パっと数値を認識しやすいのはデジタル。
数千円で買えるし、電気がチンプンカンプンな人でもあった方がよいです。
通電を確認して再度ヘッドライトをつなぐと、またしてもつかない。
Hiおよび別回線のパッシングは点灯する。
hiとloの配線を逆につないでやると、lo側が点灯するので、問題はなさそう。
そういえば、LEDに変えて光量不足が解消されたので撤去した「ヘッドライトバッ直用」のリレー。
これを付けてみたらどうだろうか?
エーモンのリレー、ジャンク車両から抜いたリレーなどが転がっているので、それを接続してみる。
もう一度おさらいすると、古いバイクにありがちなのだが、ヘッドライトへ電力が供給される場合、メインハーネスからハンドルなどのサブハーネスをいくつか経由して電球へ向かうため、パワーが減衰してしまう(らしい)。
なので、ヘッドライトが使う電力をバッテリーから直接引っ張ってくれば、限りなくロスなく使えるので光量も減衰しない、という発想が「バッ直」。
とはいえ、単にヘッドライトとバッテリーをつないだら、乾電池に豆電球を繋いだようになり、キーを抜いてもつきっぱなしになる。
それじゃマズいので、スイッチをつけなければならない。
途中にスイッチを挟めてやるのは簡単だけど、増やすのはイヤだし、どうせなら使用感は今までどおりハンドルスイッチを使いたいと思うのが人情。
じゃあ、バッテリー、ハンドルスイッチ、ライトと配線を組み換えればいいんでしょうけど、そんなことをしたら、かなり面倒くさいことになる。
最短でやるにはどうしたらいいのか、ということで使用するのがリレー。
片方に電気が流れている間、もう片方のスイッチがONになる。
ヘッドライトのバッ直化がポピュラーだが、IGコイルの電力供給にもこの手法が使われている。
で、こんな感じでリレーの配線を処理して接続する。
ラベリングしているのは、配線を間違えると大惨事になるから。
慣れた作業ほど失敗の危険性が高い、というのが持論なので。
本当はリレーをヒューズボックスあたりの電装品エリアに置きたかったんだけど、そうするとスイッチ用、ヘッドライト用の配線をフロントまで伸ばさなければならない。
これまでのようにリレーをカウル内に置けば、バッテリーからの配線だけでOK。
2本よりも1本の方が楽でしょう、ということで今回もリレーはフロントに設置。
電装品を増やす場合は、必ずヒューズを追加する。
特にヘッドライトのようにバッテリーから引っ張ってくるようなパーツは、万が一に備えてヒューズをかましておくのが鉄則。
ちなみにヒューズが最低限しかついていない旧いマシンには、汎用品のヒューズボックスとか現行車両のヒューズボックスを入れると良いです。
Kawasakiのヒューズボックスというかジャンクションボックスは、ただのヒューズボックスではなく、ダイオードやらリレーが入っているため、そのまま流用は出来ないので要注意。
そして何よりデカくて重い。
昔、SUZUKIのバンディット用のヒューズボックスが便利だったんだけど、たしかこれも廃盤。
ライトをずらしているのは、配線工事とテストが楽だから。
接続を確認してスイッチを入れてみる…も、ダメ。
「なんでー?」
バッテリー側の導通とヒューズを確認しても問題ない。
一体どこでおかしくなっているのか。
カプラを抜いて調べてみても、腐食や破損などの形跡はない。
ただ、左ハンドルスイッチとメインハーネスを接続するカプラとその周辺をワシャワシャした時に、おかしな反応が。
リレーを抜いて、もう一度接続したら、問題なくライトが点いた。
単なる接触不良?
気休めかもしれないが、接点復活剤をスプレーして各ギボシとカプラを再接続。
今度も問題はない。
念のため、公道でテスト。
振動や衝撃でトラブルが出てこないかどうか、確認する。
本格的に走るのは今年初だったので、念のためプラグ清掃。
近年は「カブったり、煤けたプラグは捨てなさい」がトレンドだけど、そういう時代のバイクじゃないので、プラグが死んでなければ清掃して再利用が我が家のルール(笑)。
一発でエンジンがかかり、数分アイドリングさせて走り出す。
ところが、走り出して数分はガクガクして走りづらい。
嫌な感じだったけど、エンジンが暖まったら途端にフケるように。
このキャブとエンジンの特徴でもあるのだけど、そうなれば、どこからでもついてくる。
ライトの接触も問題ない。
一体何だったんだろう…