情報解禁…とか書くと偉そうだけど。
本当に載せてもらえるか分からなかったんで(笑)。
少し前からだけど、一部のバイク乗りから根強い支持があることは知っていた。
不思議な縁というか、回り回って取材を受けることに。
人からレンズを向けられたのは、何年ぶり…?
多分、何十年も前、オーストラリア一周ツーリングしていた頃に出会った月刊GARRRRのライターだったY氏と行程時間短縮のため、お互いがカメラを撮り合いっこした時だと思う。
職業記者として何年も飯を食ったこともあったから、取材をするのは慣れていたけど、されるのは初めて(笑)。
ああ、こういう感じなんだな、と。
撮影した日は2024年の3月下旬。
この日は天気が良かったけど、まだまだ風が冷たくて、暖かいインナーやらライナーやら着込んでの取材で、暖かくなってきたのは撮影が終わった頃だった。
「君はバイクに乗るだろう」の編集長、編集長・坂下浩康さんは、かつてMr.BikeとMr.Bike BGをつくっていたライター。
刷り上がったばかりの本誌をめくってみたら、当時のイケない匂いというか、バイク誌なのに新車やパーツのインプレはないし、バイクショップや飲食店の紹介もない。
坂下さんは、125ccのスペイシーで日本中を走り回っているのにツーリング情報もないし、メカニックが教えるノウハウもない。
ようするに、バイク誌特有のコンテンツがひとつもないのだ。
誌面は、ほぼすべて坂下さんのインタビューというか、坂下さんとバイク乗りたちの対談で構成されている。
しかも、一部、バイクを生業にしているライダーもいるが、大半はただのバイク乗りだ。
メジャーな商業誌だと、ひとりかふたりくらい、現役のレーサーとか、永野芽郁さんのような女優でバイクも乗っています、みたいな人たちをチョイスするんだろうけど、そういうのは一切ない(過去の17冊に居たらゴメンね)。
かといって単に「バイクが趣味です」という中央値のようなバイク乗りは居ない。
バイクに乗ることを選んだ、というよりもバイクから選ばれてしまったような…マイケル・ムアコックの「永遠のチャンピオン」シリーズの黒い剣に憑りつかれた主人公たちのように、業の深いバイク乗りばかりが並んでいる(偏った例えでスマン)。
仮に中央値のど真ん中にいるような、普段はNに代表される用品店(しまった…3つくらいあるな)に出入りして、どの本屋にも売っているような雑誌で流行を追いかけているようなバイク乗りが読んだら
「変な人ばかりだな」と口に出さないまでも、数ページ読んだら、複雑な笑顔を浮かべてそっとページを閉じるような、そんな本だ。
それでも覗いてみたいなら、以下をクリック(笑)。
バックナンバーも一部販売している