2025年12月07日 Z1Rのスペシャルパーツ武川 燃料計の設定変更

以前、燃料計をスペシャルパーツ武川から販売されているコンパクトLCDフュ-エルメーター(外部電源駆動式)に変更した。

これ、何がよろしいかというと、アナログからデジタルになって視認性が向上。
白色のバックライトも鮮明で、夜間走行時にも安心である。
何よりZ1Rのメーターパネルにピッタリのサイズ。
やや工夫が必要だが、マウントもそれほど難しくはない。

むしろ、問題は燃料計の設定。
ご存知の方も多いと思うが、燃料計の仕組は以下の通り。
ガソリンの量によってタンク内のフロートが上下する。
その動きは抵抗値としてメーターに伝えられる。
この違いを読み取って、メーターが量を表示する。
純正のアナログメーターも基本的な仕組みは同じ。

この調整が非常に難しい。
満タン時、すっからかんの時、それぞれの抵抗値を計測して設定すれば終了、と思うでしょう?
けど、ガソリン量が半分になったからといって素直に50%になるわけではない。

ざっくりといえば、ガソリンが10%増減しても、抵抗値が必ずしも10%ずつ減るわけではない、ということ。
専用設計だったらまだしも、汎用品なので致し方ない。

なので、この商品にはプリセットされたデータが入っている他、自分でも細かく設定できる。
満タン時やそれに近い時は多少ズレててもいいが「走行中にガソリン量が半分」になったら50%を正確に教えてほしい。

走行中というがミソで、スタンドを立てて停めてる時、フロートがついた左側にガソリンが流れ込むので、半分くらい入っていても満タン表示する。
けど、大事なのは走行中、直立している状態での情報。

やり方は以下の通り。

1.ガソリンタンクにガソリンが10リットルだけ入った状態にする。

2.E(エンプティ)の抵抗値を調整してゲージが50%を指すようにする。
  Z1R2型の20リットルタンク+GPZのゲージ流用だと45くらい。

3.満タン時の抵抗値は10くらい。

このくらいが、いい線だと思う。
繰り返すが、直立姿勢を基準としているので、サイドスタンドを立てた状態で傾けると50%でも100%を表示する。

実走して確かめたいところだけど、もはや12月に突入。
これ以上は来シーズンですな。

みなさん、よいお年を!