2000年07月19日 ブレーキフルード交換

バイク乗りにはイヤな季節がやってきたもんである。
そう、梅雨の到来だ。バイク乗りじゃなくても憂鬱になるんだろうが…
でも、この長い雨の時期があってこそ夏や秋に美味いモノが食えるのである。
そう考えれば、ガマンもできるというもの。

さて、5月にサーキットを無事走り終えた我がZ1R。
ぶん回した割にはトラブルも発生せず、まずはひと安心。
そのコンディションを維持するためにも、アフターケアは欠かせない。

まずはお約束のオイル交換。
最近のバイクならいいが、Z1Rは古いので張り切った後は、例え距離は伸びなくても、オイル交換くらいはしてやりたい。
同じ距離でも街乗りとサーキットでは全然違うのだ。
同時にプラグの点検も心掛けたい。真っ白けに焼けていたり、あるいは真っ黒になっているかもしれない(真っ黒になって、濡れているようなら即入院だ)。

オレのマシンは車検が近かったので、必然的にドック入り。
目に見えてヤバそうなのは、タイヤ。
昨年の8月に北海道を走ったので、真ん中だけがだいぶ磨り減っていた。
とどめがサーキット走行。
結局、正味4ヶ月くらいしかもたなかったという…

それとブレーキフルードの交換。
リアは問題なかったのだが、フロント側の交換でトラブル発生。
長いこと開けていなかったせいで、マスターシリンダーのフタが開かなくなってしまったのだ。

ドライバーを回そうとしても、ビクともしない。ドライバーを叩いてもダメ。
おまけにZ1Rは、マスターシリンダーがカウルの中に隠されている。
こいつが非常に作業効率を悪くする。
ハッキリ言ってコレはカワサキのミスである。
ブレーキの効き目も悪い。
ライトチューンのZ1Rでも、ここだけは他のパーツと換装するのが定説である。

何とかフタを開けたはいいが、ジャバラ状のゴムパッキン(ダイヤフラムね)がすっかりヘタれてしまっている。
「何とかならんかな」とそのまま使用してみたが、やはりダメなものはダメ。
圧力がかかると、ブレーキフルードが噴き出してくる(塗装をはがすから、ヤバイんである)。

解決方法は2種類しかない。
ダイヤフラムを新品にするか、マスターを別にするか(どっかのカスタムパーツをくっつけるなり、他のマシンから移植)。
他のライダーとかバイク屋さんから「欲しいなら、あげるよ」とか言われてたんだが、ヤフーオークションでZ1Rのマスターシリンダーを発見。
価格も安かったので「マスター別のにして、ホース作るよりは手間が省けていいか」と、そっちを選択。

マスターの交換に関しては別に特筆すべき点はない。
ダイヤフラムだけ取り替えても良かったが、もののついでとばかりに、マスターごと交換。
店にいた他のライダーに手伝ってもらい、30分もかからずに終了。
めでたしめでたし。

あと、修理とかではないのだが、何ともデカイ買物をしてしまった。
何を買ったかというと、フロントカウル、フェンダー、ガソリンタンク、サイドカバー、シートレール、テールカウル…つまり、外装全部だ。
これがアナタ、たったの…まあ価格の話はよそう。
とにかく、驚くべき低価格で手に入ったのよ。
しかも、ピカピカにリペイントされてて、赤と金のラインまでピシっと貼りつけてある。

オリジナルパーツではないけれど、そんなもんにはこだわらない。
サイドカバーのマウントに関しては、純正よりもしっかり造ってあるし。
ライダー以外のヤツらからは「えー?そんなものにそんなにお金かけてるの?」とか言われたが、普通この価格じゃ買えないぜってなものばかり。
いや、ホントいい買物をしたよ(SEAZカンパニーの登山代表には感謝!!)。

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