5月、GWは大掛かりな整備のチャンス。
今年は天気もよいみたい。
…というわけで、いよいよ各パーツの装着。
久し振りの大長編になるので、ご了承を。
いきなり、ちょっと悲しいお知らせ。
電圧計の代わりにつけようと思っていたデイトナの小さい時計、廃盤ですって(涙)。
ウソー!人気商品じゃないのー?
つーか、今時のマシンは時計くらいついてるから…?
オレ、腕時計しないから、ここに時計があったら、いいなあと思っていたのに…
しかも、窓のところに丁度いいのに!!!!!
無念……
メインハーネスをZ1R本体に装着
気分を取り直して、メインハーネスをフレームに這わせていく。
事前に練習してみたが、なかなか効率のいい方法がみつからない。
それに、PMCの復刻ハーネスは、長めに作ってあるのでブレーキランプや後のウインカーの辺りは、行き場所を失ってトグロを巻いている…テールライトの辺りなんて、どんだけ後ろにライトがあるんですかってくらい長い。
まー短いよりはいいッス。
メーター周りの装着
いよいよ先月、完成したメーター周りを装着。
ハッキリいって、どのボルトで固定すればいいのかなんて忘れてます。
大量のボルトが余ってるけど、どうしましょう(笑)。
これが着くだけで、途端に「直ってきた!」と思ってしまう。
配線はカプラーなので、迷うことなく装着。
カプラー自体の数もそんなに多くないため、サクサク着けていくだけ。
迷いそうな部分もあるが、同じ色を探すのと、それぞれラベルを貼っていたのでスムースに行った…ハズ。
で、いよいよスイッチオン。
・・・が、着かない。
風の音だけが通り過ぎてゆくのだった・・・
Why!? Why!? Why Why Why !!!!
20年以上前、トモダチから借りたパンクの歌詞でそんな風に連呼するナンバーがあったが、とにかくその曲がアタマを駆け巡る。
ちなみに、ネットで調べたら(ホントに便利だよね)、ディスチャージというバンドの曲で、タイトルは「Why」。
名曲だそうなので、興味のある方は聴いてみてけさい。
Z1Rのウィンカーが左右同時点滅…解消法は?
ダメなの?そうなの?
バッテリーを繋ぎ直したり、あれこれと試す。
何がダメなのさ? ハザードもウィンカーも同じリレーを使用。
いろいろ原因を探るが、よく分からず。
まずはウィンカーが動くかどうか試してみる。
祈るような気持ちでウィンカースイッチを入れる。
純正のリレーが「クイズミリオネア」なら、PMCのリレーは「からくりTV」。
一切タメはありません。
つけた瞬間、ガッチンガッチンとウルサイまでの作動音と共にウインカーが点滅。
おお、ついたじゃん。
ハザードも機能してるじゃん。
イエーイ!
…あら?でも、ウィンカーが左右一緒に点いてるじゃん(笑)!!
なんだ、そりゃ!!
どーなってんのよ、コレは?
下が砂利じゃなければ「あばれはっちゃく」のように逆立ちして考えるところだ(旧い)。でなければ、デカレンジャーのセンちゃんのように(マニア)。
もしかして・・・ ひとつ思い当たるフシが、FXのウィンカーインジケーターは左右に分かれているが、Z1Rはひとつ。
ココにミスがあるのか?
そういや、前回(3月)の作業で、ワタクシこんなこと書いてました。
『FXの場合、ウィンカーの表示が左右別個(緑と灰色の線)だが、Z1Rは「TURN」一個だけ。
この線を一個にまとめます。
配線図を見る限り、Z1Rは緑と灰色が一個の電球にきている(作動した瞬間に電位が変わるので問題なしらしいのだが)。
小心者のワタクシは、片方をアース、片方に緑と灰色をまとめました(動かなかったりして)』
こりゃあ、やはり配線図の通り、緑と灰色の線を1個の電球に繋ぐんじゃない? Garage JunkBox のK-7さんも、そのようにおっしゃってるし。
てことは、やり直し。
メンドクセー。
すんげーメンドクセーよ、オイ。
しかも、ホントにコレで正常に作動するかがビミョー。これで、またいろいろ外して…となると、やる気が俄然出なくなる。
なので、不精モノのワタクシは、同じような状況を作って試してみることに。 まず、メインハーネスとインジケーターハーネスを分離。
カプラーの緑と灰に余ったソケットを差し込んでやる。
この状態でも同じような症状が出るなら、アウト。
おそるおそるスイッチを入れてみると、見事に点灯。
ちゃんと左右別々に点灯する。
どうやら、こっちで正解みたいです。
くどいようだが、緑と灰色で電球に繋ぐ。
黒/黄のアースは不要です。
FXのインジケーター流用する方はご参考に。
インジケーター側の配線をチョチョイと繋ぎ直してやる。
これでもうこの辺をイジることはなかろう。
もう二度とやりたくない、ホントに。
苦労の末に成功したもんだから「フフフ。オレってすげーじゃん」と内心得意げだったりして。そんな様子を近所の小学生が物珍しそうに見ている。
もういっぺん、インジケーターハーネス改造のポイント…
1.ウィンカーインジケーターの電球のうち、ひとつはぶった切り。
2.緑と灰色をつなぐ(アースは使わない)
3.燃料計の作動電源とライトは、使わないカレントリミッターを利用する。
※ しつこいようですが、電圧計は廃棄してます。
負傷により、しばらくお休み(涙)
さて、次は何をするかな…
まずはその辺を片付けるか…もう使わないハンダゴテを掴んだ瞬間…
「あっちーい!!!!!!!」
ホントに叫んで、飛び上がった。
子供たちは何が起こったのか、目を丸くしている。
コンセントから抜いたと思ってたら、まだスイッチ入れてるんじゃないのさ!!!
しかも、ハンダゴテを使うように、つまり鉛筆を持つようにして掴んだからタイヘン。
親指の腹、人差し指の腹、中指のペンダコが出来る辺り。
鉄をも溶かす、ハンダゴテをガッチリ掴んだもんだから、見事に焼け焦げました。
すぐに流水&氷で冷やしたが、激痛が走る。
ズキン、ズキンとホントに音がするんじゃないかという位、痛い。
耐え切れずにバファリン飲みましたから(笑)。
当然ながら、ここで作業は終了。
ツマに後片付けを頼み、部屋で唸ってました。
キズが癒えるのと休みが来るのを待つしかございません(号泣)。
とか言っている間に1週間後。
キズもようやく癒えました。
ものすごい温度で焼けたせいか、コテを掴んだ部分は、その形に凹んでたという…おそろしい。
作業再開。灯火類のチェック
で、今回の課題。
ウィンカーとハザード以外、まともに機能しないので、そいつを何とかしなければならない。まず、メインハーネスは新品だし、こいつを疑うのは一番最後でよろしい。
イグニッションも新品なんでOKでしょう(しかも、キーを回してONになったのでシロ)。
モディファイしたのは…
インジケーターハーネス、左側ハンドルスイッチ。
ヘッドライトが点かないということで、まずはハンドルスイッチから見てみる。
ハンドルスイッチ自体にリレーやら何やら着いてないので、まずはスイッチを取り外し、リード線で結線してやる。
これで機能しなければ、他に問題があるということ。
さあ、ガンバるぜ。
とか思ってたら、週末の天気は雨。
我が青空ガレージは、必然的に雨天時は作業中止…なんですが、今回は新兵器を投入。
これです。
キャンプで使用するタープのポールとブルーシートで屋根を。
ガレージとまではいかなくても、これで雨天OKだ。
タープのようにキレイではないけど、十分使える。
そこまでしてやるか? と思われそうだが、休みが取れないんだから仕方ない。
今年は、他で有給休暇使う予定なので、休めないし。
土曜日は夕方から用事があったのと、体調があまりよくないのでパス。
日曜日に作業を回すことに。
今日こそ何とかメドをつけられなければ、もうアウト。
これ以上マシンに時間を割くことが出来ないのがツライところ。
なぜなら、オレはマイホームパパだからである(ウソ)。
もはや、家族は諦め入ってます。
きっと。
んで、配線である。
まず、手っ取り早そうなライトの配線から。
関係してくるのが、赤黒と青、赤黄と青。
それぞれHiとLo。
電線で繋いでやったら、ちゃんと点灯するじゃない!
ホっとひと安心。
HiもLoもOKだ。
次はスイッチのカプラーからギボシを抜いて、メインハーネス側に。
OKだったら、対応する位置にギボシを埋め込んでやる。
こうやって一個ずつツブしていった結果、どうやら一部間違いがあったみたい。
灯火類は、全て大丈夫。
最後の難関がホーン。
あらたに導入した検査用の道具(電気が通っていると、ブザーとLEDで教えてくれるヤツ)を使いながら、探していく。
どうやら、ここはGpz(ZX750-A2/A3)のスイッチの構造上の問題みたい。
スイッチから出てるアース線(黒黄)をアースしてやったら解決した。
どうやってアースしてやろうかと考えたが、ハーネスをメーター裏に通す時にアース群と出会うので、そこいら辺にくっつけることに。
これで、とりあえず全てOK。
シティライトもレストアしたし、パッシングもOK。
これでヤフオクで購入したスイッチも無駄にならずに済んだ。
街の灯といえば、こないだチャプリンの映画が期間限定価格500円で売られてました。
街の灯、殺人狂時代、ライムライト、黄金狂時代をまとめ買い。
独裁者がイチバン好きなんで、そいつは前に購入済み。
問題は、ハーネスの始末。
メインが長いのと、おっかなびっくり作ったので、余裕を持たせた他の配線がライトの後からダランとはみ出している。
まるで、腹筋を失って下っ腹が出てる中年みたいだ。
そう、アタクシのことですよ(涙)。
何も乗り手の体型にオマージュする必要はないので、一旦結束バンド(タイラップのことね)で巧い具合に束ねてヘッドライトの後に。
ホントなら、カプラーステーを使えばいいんだけど、純正カプラーじゃないのでアウト。
臭いものにふたをする…のような感覚だが、とりあえずOKということで。
それに、カウルもつくしね。
それでもダメなら、ステーなんかは長いのをいくつも買ってあるので、そいつで対応しましょう。
スターターリレーは回るのか?
まずは、根本的な部分を解決していかなければ。
次の課題は回らないセル。
原因として考えられることは以下の4つ。
1.セルモーターのリレーが亡くなった。
2.モーターがサボタージュ。
3.バッテリーがイカレている。
4.オレがイカレてるので、配線ミス。
おかしいでやんす。
リレーは買ったばかりだし、モーターだってハーネスを換えたから死ぬもんじゃないだろし。
バッテリーは…ちょっと自信ナシ。
バッテリーは随分前に買ったものなのでアヤシイ。
しかし、各灯火類が点灯しないほどではない。
しかしまあ、よく分からないので、始動補助つきの充電器を繋いでみる。
すると、セルが回るじゃないの!!
慌てて、ガソリンを注入してやる。
それでも、まだ火は入らない。
新品のプラグに換えてみる。
しかし、かからない。
おっかしいねえ。
ひとつだけプラグを外して火花が飛ぶかチェックする。
そしたら、エンジンがかかりました!!!
かかりましたよ、みなさーん!!!!
これで、とりあえず配線の道筋は問題ないと…あとは、MFバッテリーを搭載するのみ。
ていうか、YB14L-A2に互換性のあるMFって、何すかね…?
まだまだ、先は長そうです。
とか言っているうちに、MFバッテリーを購入。
ヤフオクから楽天までイロイロ探してみたり、お友達のバイク野郎さんに聞きながら、たどり着いたのがWest Coのバッテリー。
アナハイムが本社らしいです。
アナハイムって聞いてガンダムを思い出したワタシは、オタク指数高いです。
でも、正直、アムロとかシャアが関係ないガンダムの話は、ひとつも知りません(笑)。
ホームセンターにも、この頃、kakeru駆 とかいうバッテリーがあって、すげー惹かれる。
が、結局製造元がどこなのか、よく素性が分からないため、手を出すのは止めました(現在は割とあちこちで売っているようだ)。
しかし、今回バッテリーを楽天で買ったんだけど、バッテリー液を入れて送ってよこしやがった。
箱の才数が大きくなるからなのか知らないけど…これじゃあ、いつ液を入れたか分からないよね。
ホントに大丈夫かって疑ってしまう。
すぐにテスターで計測したよ。
とにかくバッテリーを搭載(YB14L-A2に似たような特性があると思われるモノ)して、祈るような気持ちでイグニッションを回す。
ハイ、ちゃんとニュートラルとオイルのランプがつきました。
おそるおそるセルのボタンを押してやると、今までのバッテリーにはなかったイキオイでセルが回る!
バッテリーは、とりあえず大丈夫みたいです。
おーこりゃいいぞってんで、エンジンが落ち着くのを待ってから、いざ走行。
半年振りに走ってみたけど、やはりZ1Rはいいねえ。
いいですよ。
ちょっと不安なのが、ステーターコイルの配線と、レギュレーターレクチファイアの調子。
よく、その辺りがマズいと、バッテリーがすぐダメになってしまう。
30kmほど走ってみたけど、特に異常なし。
セルもちゃんと回るから、大丈夫でしょう。
構想より約半年。
なんとか、走れるようになった。
下の資料は2006年当時の価格。
PMCの部品はともかく純正品の値上がり幅は大きい。
これを編集している2020年1月現在、40%以上値上がりしているパーツもある。
そう考えると純正部品は、さっさと購入した方がいいかも。
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