インカムをB+COM ONEに変えてみた※追記あり

雑記帳

昨年、ふとしたことがきっかけでヘルメット内に「インカム(ヘッドホンとマイク)」を装着。

ヘルメットに インカムをつけてみる
こないだ、一日中ガンガン走っていて思ったのが「たまにはラジオでも聴きたい」「音楽でも聴きたい」ということ(笑)。旅暮らしの1990年代にもチャレンジしたことがあったんだけど、当時はヘルメットに内装するオーディオシステムも無かったし、そもそ...

これはこれで、よくできた製品だと思います。
こんなシンプルな製品なのに、Bluetoothのトランスミッターとかバッテリーが搭載されている。
時々、走行中の通話を受けることもあるけど、これもまたそんなに悪くない。

さすがにバッテリー容量は250mAhだから小さいだろうけど、1泊2日くらいのツーリング、しかも朝から晩まで走り通す自分のスタイルでも、まったく問題ない。
購入したモデルはすでに見つけられなかったけど、似たような製品はあちこちで売られている。

バッテリーやコントロールユニットはマイクあたりに収まっているんだろうけど、ボタンの操作性は今一つ。
スイッチのON/OFFはグローブをつけると、ほぼ不可能。
そのせいか、いま販売されているモデルは「ボタンが大きい」ことを特色としている。

1年ほど使ってみて不満だったのが、音質というか音圧。
この手の機器に詳しくないので、あまり断定できないのだけど、基本構造はスピーカーとマイク、Bluetoothによる信号の送受信装置だけだろう。
間違っていたら申し訳ないけど、アンプらしいアンプが搭載されていないから、音はスピーカーの直径に依存しているはず。
薄っぺらい音になってしまうのはしょうがないだろう。
かといってスピーカーを大きくしてしまうと、耳にあたってしまうので限界はある。

あと、これは滅多に使うことがないので気にするポイントではないのだが「通話機能」。
現在使用中のインカムは、マイクもついているので通話も可能だが、スマートフォンの通話機能(電話であれ無料通話アプリであれ)に依存しなければならない。
ソロで走る分には無視してよい機能だが、仲間たちと一緒に走る、マスツーに参加することの多い人たちには重要な機能。

無料通話アプリでもいいのだけど、スマートフォン+インターネット回線を土台として使うため、会話にタイムラグが生じる。
ネットが通じない田舎道を走ると、回線が途切れ途切れになることもある。
特に県境の峠道を走る場合、結構電波が届かない場所が多いので、それで通話できなくなることもあるそうだ。

しかし、B+COM ONEをはじめとするインカムは、それ自体にトランシーバー機能が搭載されているので、スマートフォンがなくてもインカム同士で通話ができる。

B+COMを使っている近所のバイク乗り曰く、遮蔽物がない限り、かなり遠く離れても通話が途切れることはないそうだ。

というわけで購入してみたのだが、6月上旬に発注して入手したのが9月のあたま。
新型コロナウィルスのパンデミックにより、どこの業界も半導体不足に陥ってたから。
噂には聞いていたけど、こんなにもか!と愕然。
販売元のサインハウスには、相当納期が遅れるというアナウンスがアップされ、通販サイトの商品ラインナップからも消えてしまった。
何か月かかるか分からない、と代理店から言われていたけど、想像よりも早く入手できた。

とりあえず、開封の儀。

開けるとB+COM ONEさまが鎮座。
外装はヘルメットの色によってイロイロ変えられるようです。

同梱されているパーツ。
充電用のUSB-Cケーブル、マイクユニット、ヘッドフォン、ヘッドフォン固定用のベロクロ、本体をマウントするためのパーツ類。

まずは、ヘッドフォンの移設。
前についていたインカムを外しながら、元あった場所につけていく。

大変分かりづらくて申し訳ないけど、チークパッドのカバーを外して発泡スチロールをむき出しにしたところ。
最近のヘルメットはインカムをつける前提で設計されている製品も多く、Rapide Neoにもスピーカーをはめこむスペースがついていた。
「インカムはどっちにつければいいの?」という人もいたけど、利き手に関係なく左でしょう。
右はアクセルとブレーキを常に使うので、こういうのは左が鉄則です。
なので、コネクターがついている方を左にマウントする。

ちなみに、付属の取扱説明書よりも、サインハウスのWebsiteにある各ヘルメット専用の取り付け解説や動画を見た方が圧倒的に分かりやすいです。

仮組しつつ充電。
スピーカーが耳に当たる感覚を確かめる。
前のインカムがそうだったのだが、スピーカーの取り付け位置が悪かったのか片方だけ耳が痛くなる症状が。
本当はダメなのだろうけど、スピーカーがマウントする部分をグリグリと押して凹まして取り付けたら少し改善された。
B+COM ONEのスピーカーも前のインカムとサイズに大差ないので心配だったけど、かぶった直後では問題なさそう。

ちなみに、どうしても耳に当たって痛い場合、B+COM シリーズでは、ダウンサイジングしたスピーカーも販売されている。
もちろんスピーカーの直径が小さくなるので、標準よりも出力は低下する。

ベースマウントは両面テープというかベロクロテープで貼り付ける方法と、ブレーキキャリパーのクイックピン的な部品で挟み込む方法の二択。
ちょうどベロクロテープを貼る場所にステッカーがあった。
はがすのが面倒くさかったので、まずはピン固定にしてみる。

ベロクロ固定の方が安定するよう…

マイクは鼻のすぐ下というか、口元のダクトより上にすることで風の巻き込み音が軽減されるらしい。

これでほぼ完成なので、スマホにペアリングして音楽を聴いてみる。
スイッチを入れると起動音と共にアナウンスが流れる。
この段階でも、結構期待が持てる音質。

最近、お気に入りのNEMOPHILAの曲を再生してみると、ビックリするほど音が良い。
クルマのオーディオでも何度も聴いているから、各パートのリフも覚えているんだけど、インカムで聴いていた時はどうしてもシャリシャリした薄っぺらい感じで、ベースラインもかろうじて聴こえる程度だった。
B+COM ONE は、音の粒を拾うだけではなく、真の意味でベードラとベースが曲を下から支えているのが分かるし、エンジニアがこういう風に聴かせたいんだろうな、というのがよく分かった。
バイクに乗れば風切り音やエギゾーストノートなどで聴こえ方は変わるのかもしれないが、これなら期待が持てる。

とはいえ、グループ通話や誰かと話しながら乗る機会は全くないというライダーもいるかもしれない。
音楽を聴くだけのモノに30,000円は払えない、という人には、B+COM PLAYという選択肢もある。

ざっくりいえば、B+COM ONEからトランシーバー機能を削除したものだが、無料通話アプリを使っての通話は可能。
そのかわり、アンプが内蔵されているので、B+COM ONEに匹敵する音質が期待できる。

■追記■ 聴こえ具合について

排気音がうるさくて申し訳ない2ストのオフ車DT125R、Z1Rのそれぞれで聴こえ具合を考察。
一般道を流れに乗った速度で走ってみると、ボリュームMAXでは耳が痛くなるくらいまで聴こえる。
音楽もラジオも同様だった。
これが高速道路だと、どの程度、風切り音でかき消されるのか。
ヘルメットの形状にもよるのだろうけど、この辺りは、続報をお待ちくだされ。
今月中にはお伝えできるかと。