2010年1月28日 ヘッドライトリレー製作

まだOH後のナラシも終わっていない今日この頃。
といっても、この季節は寒いのでなかなか乗ることも出来ないのは、東北地方の悲しさか…

というわけで、この季節にやることはマシンの整備や改装ということになる。
今回のお題は「ヘッドライトブースターの自作」。
ところで、Boostはご存じの通り「増幅」という意味になります。
なので、詳しいことを知る前は、ブースターの装着により光量がアップするのだと思ってました。
でも、正確にはバッテリーからダイレクトにヘッドライト用の電源を取るための配線加工、というのがホントのところ。

ちょくちょく見に来て下さるZフリークは「いまさら何言っちゃってんの?」と思われるかもしれないけどね。
オレのようにメカに詳しくない方も読んでくれているでしょう。
または知っているフリして、実は案外知らなかったこともあるでしょう。

ご安心し下さい。
皆さんのために、恥をかくのはワタクシです。
そのためのサイトなんですから(笑)。
なので、順を追って説明します。

ライト用の電源は、もちろん巨大な電池ともいえるバッテリーから供給されるのは、イメージできると思います。
しかし、実はバッテリーと直接繋がっているのではありません。
バッテリーからハーネス、ハンドルスイッチを通り、その後にヘッドライトへ向かい、そこからまた複雑な経路を経てアースへ戻ります。
実際は電子がマイナスからプラスに移動する、ということですが。

とまあ、電線やらギボシを通っている間に電力は落ちて、肝心のライトまで辿り着く頃には結構目減りしているのです。
「そんなに?」と驚くかもしれないけど、電気じゃなくてポンプから水が送られていると思うと分かりやすいですよね。
自分でハーネス改造するまで気づかなかったんだけど、あんな細いところを大きな電気が流れているのです。

今回の作例で作る「ヘッドライトブースター」の発想は、バッテリーから直接電気を流せば、効率的だろうというものです。
IGコイルやコンデンサーのようなものじゃないです。
おそらく、アフターパーツとして売っている商品も似たようなものじゃないかと予想しております、と歯切れの悪い言い回し(笑)。

バッテリーから直接ライトに線を引くだけなので、原理的には、小学校で習う「乾電池に豆電球をつなぐ」アレと同じです。
 
そんなもの?
そんなものなのです。
特別、ものすごいシステムを使っているわけではありません。

とはいえ、単に繋いだだけではキーを抜いても煌々とライトが付きっぱなしになるので、どこかにスイッチを入れなくちゃいけません。
だからといって、ハンドルスイッチを経由すると、意味がなくなります。

そこで登場するのが、リレー(電磁継電器)です。
どういう風に使うかというと、ご覧の通り。

こうしないと自分でも分からないんです(涙)

リレーというのは、片方に電気が流れると、それに反応してもう片方も通電するという仕組み。
従来のヘッドライト点灯スイッチは、最終的にヘッドライトに繋がっているんだけど、そいつをリレーに回します。
そいつに反応したリレーが、バッテリーから繋いだ回線を通電させてくれる、という仕組み。
ハイとローを両方使いたい場合は、リレーが2つ必要です。が、あまりハイビームは使わないため今回はローにだけ使用します。

【材料】

「リレー」
4極のモノ。多分どれも同じだと思うけど、サイズとか固定用のマウントが付いているものがいいでしょう
「ヒューズ」
一応あった方がいいでしょう
「配線」
色違いで1mずつくらい。少し太めのモノが安心
「ギボシや端子」
線を繋いだり、バッテリーターミナルに接続するのに使って下さい。直接ハンダづけでもいいけど
「配線用パイプ」
なければないでいいんでしょうけどね
この中で一番高いのがリレー。
ホームセンターだと1500円でお釣りが来ると予想されます。車用品店でも売っているハズ。
オークションや通販でも安いのあったんだけど、売価数百円、送料800円、代引き手数料300円くらい、なんていうのもあるので注意。
悪質というか、賢いというか…秋葉原のようなパーツ屋なら、もう少し安く買えるのかもしれないので、探してみて下さい。
リレー以外は、数百円とか細かいモノばかりなんで、値段を抑えようがありません。

ヒューズはリスク回避のため入れておいた方がいいでしょう。
ウチの車は、別車種のヒューズボックスを入れてて、1系統余っていたので、そこへ押し込みました。
配線用のパイプも市販のキットは付いてないです。ワタクシはコルゲートチューブというのでしょうか。
洗濯機のホースみたいな蛇腹状のモノを使用いたしました。
 
【手順】
とりあえず、カウルやらタンクやら、ハーネスを這わせる部分をむき出しにする。
そうしないと、バッテリーからの配線がどれくらい必要なのか、わからないからです。
大体、ライトケースのお尻、つまりH4コネクターの辺りから、バッテリーまで多めに取ってやります。
えてして、何かをプラスする加工はやり直しがききますが、切削したり除去するマイナスの加工はやり直しがききません。
つまり、線の長さが足りなかった、となるのが哀しいので「随分無駄にしたなあ」と思っても、余裕を持たせてやるワケです。

青空ガレージ再登場です メインハーネスと並行してるのが分かりますか?プラス、マイナスの線が入ってます
次にライトを外して配線加工。
元々、H4コネクターから伸びる配線から10cmくらいのところにギボシで繋いでいるのでOK。
メインハーネスから伸びるギボシ、アースのギボシのオスメスが滅茶苦茶だったので、アタマがこんがらがった。
2回もオスメス付け間違えたのは、ここだけの話です。
つけるものをつけるべき場所に設置すれば、たいした作業内容ではありません。
完全ネイキッド車は、リレーを置く場所に困るみたいだけど、たいていの方々はライトケースの中に置いているみたい。

ピンボケですみません。ライトの後ろの四角いのがリレー これもブレててスミマセン。ヒューズボックスです
で、リレーを置く場所なんだけど、機械式リレーということもあり、ガッチリとマウントしない方がよいらしいです。
振動でダメージを受けやすいとか。
ちょうどリレーの先端には穴もあいているので、ゴム管とタイラップでフローティングマウントしてやる。
画像だと分かりづらいかもしれませんが…なにぶん、クライミングジムで4時間くらい頑張って、しかも夕方の撮影だったので…
 
先述のように、バッテリーから直接パワーを引っ張ってくることもあり、市販品同様にヒューズを設置します。
ちょうどバンディッド用のヒューズボックスに1系統の空きがありましたので、そいつを利用します。
バッテリーのターミナルに使用する端子は、配線に合うものを適当にチョイス。
かなり適当というか、テスト段階なので、もう少しやりようがあったと思うんだけど…

で、効果のほど。
雑誌や自作された方のサイトを参考にしてみたら、みなさん「明るくなりました」とおっしゃっている。
最初は「そんなの気分じゃないの?」「そういう風に言わないと、自分が悔しいからじゃないの?」なんて訝ってみたけど…

ホントに明るくなりました

じゃあ、どうしてその比較画像がないの?

と言われるかもしれませんが、それをやるには…
ノーマル点灯時の写真を撮り、ものの数分で配線を繋ぎ合わせ、装着時の写真を撮らないと、明るさ(暗さ)ってどんどん変わるでしょ?
特に、この日は4時くらいから着手したもんだから、どんどんと日が落ちてくるんですよ。
というわけで、確認写真は撮ってません。
 
でも、近所の小学生が作業をずっと見ていたんだけど「すげー明るくなった!」と驚いておりましたので、間違いなく成功でしょう。
ていうか、いつも作業中は小学生が見学してます(笑)。

ちなみに、この日は誕生日でした。
昨年は近所の冬山を登り、今年はクライミングジムで初ルート。
腕がガタガタ。
ジジイ街道まっしぐらです。