2020年7月2日 オイル交換など

オイル交換の前に…WAKOSのフューエルワンを投入(2回目)。
実はブレーキフルード交換と並行で入れてました。

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知人から「2回続けて入れた方が良いよ」と言われてたのだ。
どうせなら、遠くに出る前に入れておけば良かった…というのは、フューエルワンを入れるとオイルが汚れるという「話を聞いた」から。
知り合いからも、そんなことを言われたので「ああ、そうなの」と流していたが…オイルが汚れることはない。

SNSなどで広まったデマだろう。
フューエルワンの役割・効能は「エンジン、キャブの汚れ落とし」である。

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ここでいう「汚れ」とは、エンジン内部の「煤(カーボン)」やガソリンに含まれる添加物が変質して粘度の高いガム、ワニス状になり、燃料系路の中にこびりついたものを意味する。

フューエルワンの成分「ポリエーテルアミン(PEA)」は、それらを落とすのに効果がありますよ、とうたっているだけなのだが、何故かネットでは「パワーが上がった」「吹けが良くなった」「レスポンスが改善された」というインプレが独り歩きしている感じ。
不調のエンジンが正常値に近づくほど、相対的にはパワーアップと感じるのだろうから、そこはウソではない。

それと、多かったのが「投入した後はエンジンオイルが汚れるから、入れるならオイル交換前がよろしい」という情報。

洗浄剤が燃料系路や燃焼室の汚れを落とした(分解した)としても、エンジン内部で完全に燃やされ、排気ガスに混じって大気開放される。
そりゃ一部はオイルに混じるかもしれないが、致命的な影響はないだろう。

仮に、オイルに対して少なからず影響があるとするなら、メーカーが
「すんません。これ、ホントに洗浄力が強すぎて、燃焼室内で触れたオイルにも影響が出ちゃうので、フューエルワンを使う時には、オイル交換もセットでお願いします」と抱き合わせ販売するに決まっている。

ちょっとでも、そういう兆候、エビデンスが見つかったら「推奨」という言い方と共にオイル交換をセットで勧める。
自分がワコーズの経営者なら、絶対にそうする。
それを言わないのは、どうがんばっても、洗浄剤がエンジンオイルに与える悪影響が見つからなかったからだろう。

がんばってオイルが汚れるかどうか調べている投稿もあるが、分解されたデポジットがオイルの色を変えたのか、それがフューエルワン投入前と後でどう違うのか、そしてそれがどういう影響を及ぼすのか、物証で示している投稿は見たことがない。

以上の点から、フューエルワンを投入、ガソリンタンクが空になったと同時にオイル交換をする必要はないと判断する。
ちなみに、熱狂カワサキ党員なら純正品を選ぶのも良いかも(笑)。
主成分は同じだろうから。

Kawasaki Websiteより抜粋

というわけで、本題のオイル交換。
前回はプレデターの体液みたいな緑のオイルを入れたわけだが…
今回はリーズナブルなKawasaki S4に2ランクダウン。

カタログ上のデータはこんな感じ。


通販だと実売価格は4,000円くらい。
エンジンオイル、上を見たらキリがないんだけど、リッター1000円は悪くないんじゃないの?
クルマもちゃんとしたブランド品で20リットル=1万円しないんだから。

そういや、某ホームセンター行ったら、リッター598円で売ってた。
鉱物油だけど、多分、普通に街乗りする分には十分な気がする。

とはいえ、いまじゃ年に1回くらいしかオイルも変えないし(買えないし、とも書く)、そこそこのオイルを選びたい、と考えるとS4とかR4になる。
R4入れるんだったら、去年使った「冴速」でもいい気がする。
実売価格、リッター1,600円位だしね。

エンジンオイルも言い出したらキリがなくて、リッター2000円を超える商品もある。
価格と性能は正比例するだろうから、いいオイルを入れるに越したことはない。
けど、年間1000kmも走らない今の状況だったら、機械的な摩耗も少ないだろうし、そこまでシビアな価値観を持ち込まなくてもいいのかな、と。
これが昔みたいに3日で1200kmを走り切るようだと、スペックも気にした方がいいだろうが…

能書きはココまで。
オイル交換に移りましょう。
こんなの「やった」「終わった」でいいんだろうけど、おかげさまで、1日100件程度だけど読者はいる。
100人の中には、念願かなってKawasaki Zを手に入れたライダーもいて、さらにその中には、本格的なDIY整備はやったことがないライダーもいるかもしれない(かつての自分だってそうだったわけで)。

そういう方々のためにも、できるだけ細かく伝えていきたい。
あと10年くらいしたら、身体もボロボロになって「あーもうZは無理だな」となるだろうし(10年乗れるだろうか?)。

というわけで、作業開始。
まずは、オイルが抜けやすくなるよう、エンジンを少し暖める。
過度に暖めても、結局、エキパイやエンジンが熱くて触れなくなって、また冷えるのを待つだけなんで。

ノーマルマフラーは弁当箱チャンバーがついてても、どうにかオイルフィルターまで抜くことが出来る。
社外エキパイ・マフラーは着けたことがないんで分からないけど、ほぼアウトでしょう。
ちなみに、エキパイをエンジンから外す時は、下からジャッキを当ててやった方がいい。
マフラー側でフレームとくっついてるかもしれないが、変に力が加わってスタッドボルトを折ると目も当てられない。

年1回のオイル交換なのでエレメントも交換。
Kawasaki Zの場合、あちこちからリプレイスメントが発売されているので、そちらを使っている。

いつもはオイル処理ボックスを使うのだが、こないだクルマのオイル交換に使ってしまったんでオイルの空き缶を利用。
刃物がわりの皮スキ(スクレーパー)で缶で受け皿を作って安置。

いつも「どっちに回すんだっけ」と思うけど、反時計回りね。
ラチェットにエクステンションバーという名の塩ビ管をつないで、ゆっくりとテンションをかける。
「あーらよっと!」と威勢よく回すとネジ穴や工具を傷めたり、スタンドが外れて取り返しのつかないことになるんで。
何度も書くけど、オーストラリアツーリングの途中で、ドレンボルトがいきなり回ったせいで指をやっつけたことがあり、以来「オイル交換はバイク屋で」というのがモットーだったことがある。
息を吐きながら、ゆっくりじんわりと回してやろう。

まずはセオリー通り、ドレンボルトから排出。
大半はここから抜けてくる。
ボルトを抜く時には、グローブではなく、使い捨てのビニール手袋がいい。
今回こそは抜け落ちるオイルをかわそうと頑張るのだが、だいたい失敗するし、今日は何と手が滑って工具が廃油にダイブ(涙)。

写真じゃわかりづらいけど、緑色のオイル「冴速」は1年過ぎても緑色だった(笑)。
夜間作業なので、オイルが抜け落ちるまで小一時間ほど放置。
次にエレメントを抜いてやる。
これも17mmで抜けるのだが、途中でエレメントを押さえるパンが供回りしてくるので、別の手で押さえながら抜いてやる。
ここが外れると、ドバドバとオイルが落ちてくるので大惨事になりやすい。

やっぱり広々とした受け皿や処理ボックスの方が、後で苦労しない。
抜いたパーツを落としても、すぐに見つかるし。

抜いたオイルは袋詰めにしてゴミに出す。
間違っても下水に捨てたり地面に撒き散らさないように。

組み付けの確認。
今回、状態の良いOリングは使い回し。

使い捨ての「じょうご」がついてきたので使ってみる。
正直、微妙な使い心地(笑)。
エアーフィルターとらないとダメね。

こぼれたオイルを脱脂スプレーで清掃して、オイルが規定量入ったかどうかを確認する。
オイルクーラーとメッシュホースの分を合わせて4リットル全部使ってしまうので、足りないということはないんだけど、念のため。

一応、3,000kmくらいを交換の目安としているのだが、いかんせん、走行距離よりも時間の方が先にくるので、年に1回の交換。

来年は、また化学合成油を入れられるようガンバります(涙)。