2020年11月1日 USB給電ポート & ZX12Rのスターターリレー

10年以上前、メインハーネスを初めて交換した時、管ヒューズを解消するためにSUZUKI BANDIT250のヒューズボックスを搭載。

何が良かったかというと4系統の板型ヒューズが使えるところ。
空冷Zの場合、「メイン」、ライトのON/OFF、ライトのHi/Lo切り替え。
この3つなので、残り1つは後付けした電装品に使っても良い。

新たに装着したデイトナのUSB給電ポート、バッテリー直でもACC電源からでも取れるが、ヒューズがガラス管。
スペアの持ち歩きや入手先が困難(ブレードヒューズなら、簡単に手に入る)ということもあり、ここは変えてしまうのが吉。

まずは設置。
ハンドル周囲をスッキリさせたいので、ETCの配線に沿うようにして走らせる。
隙間から入らないので、いったんヘッドライトとメーターをステーから外して(片側だけでよい)、配線を通す。

案の定、カウル内部にはスペースがなかったので、変圧器のようなものは、車体フレーム側に設置するしかない。

はたして、この機器が熱に強いのか弱いのか分からないが、電子機器である以上、不要な高熱にさらされるのはNGかと思うので、エンジン真上をかわすようにして設置(したつもり)。

配線加工の前に、ヒューズをどうするか。
すでに4系統の配線でヒューズボックスは満室状態なので、どこかに「退去」してもらわなければならない。

いろいろと考えた末、メイン系のヒューズを撤去することに。
どんなバイクでも絶対についているのがメイン系、これを撤去するとはこれ如何に!?
実は、こういうモノを入手していたのだ。

何とZX-12Rのスターターリレー。
配線的にはこんな感じ(Kawasaki 純正マニュアルから抜粋)。

動く仕組みは、ふたつとも一緒。
ZX系のリレーは、ヒューズを外部ではなくリレーに取り込んだ形だ。
ギボシ2つで結線されていたスタートボタン側の配線とアースの配線もカプラー化されているので安心設計(ギボシが外れたことは無いけど)。

もうひとつの端子、これは何だろう?と不思議だった(純正でも空いている)。
よくよく見ると端子は独立しておらず、ひとつの端子が二股に分かれているだけなので、ここからも電源が取れる。

しかし、このスターターリレーを使うためには、大幅なレイアウト変更が必要。
幸い、バッテリーとセルモーターを結ぶそれぞれの線は着いたまま。
このままいけるかと思ったけど、世の中そんなに甘くない。
セルモーター側の配線はどうあがいても短いし、バッテリー側の線は中途半端に長い。
もう少し長ければ、右側に移設して、左側をスッキリさせたいのだが…

そして、どういうレイアウトにするにせよ、取り付け用のマウントが要る。
カスタムショップでは、お客さんの要望に合わせて、アルミ材などを切ったり貼ったりしてカッチョいいのを作ってしまう。

しかし、だ。
うちには鋼材を切る道具も溶接機もないうえ、やったこともない。
最初はアルミ板のブランク材でも購入、金属も切れるノコギリでチマチマ工作しようと思ったが現実的ではない。

そこで思いついたのが100円ショップ。
以前、DT125Rのバッテリーケースを作ろうとした時、なんと「箸立て」がジャストサイズ。
そんな都合の良いことはなかなかないだろうが、ステンレス製のトレーなど利用できそうなものがあるかもしれない。
何しろ失敗しても、ほとんど100円で売っているものばかりなので、損害額も大したことはない。
早速、こんなものを発見。

ダークトーンの樹脂製で、きっと切削加工も楽に違いない。
手に取ってみると、そこそこ厚みもあるから、パーツの重さで変形することもなさそうだ。

まずはパーツを外してフィッティングテストを開始。

バッテリーコード、これはよろしくない…アフターマーケット品もあるんだけど、いかんせん高価。
この辺のパーツを購入するのと同じ金額で、ZX12Rのリレーがついたメインンハーネスを手に入れたのはラッキーだった。

でもって、そもそも中古のスターターリレーが動くかチェック。
適当に配線をつなぎ合わせ、スタートボタンをON。

とりあえず、セルがキュンキュン回ったので大丈夫でしょう。
次に、空っぽになった左側に棚板を当てていく。

にらんだ通り、いい感じの大きさ。
自信がない場合は、段ボールなどで作った型紙を持参して目安にするといい。
おおまかなところで印をつけ、Pカッターなどで斬り落とす。

この時、ジャストサイズにしないで、少し大きめにカットするのが鉄則。
切り過ぎたら、元に戻せないので。

大きさが決まったら、バッテリーケースのボルト穴に合わせて穴を穿孔してやる。
うちにはキャップボルトしかなかったので、それを使用したけど、頭が高すぎると取り付ける部品と干渉することもある。
ので、できれば低頭ボルト・ネジがいいんじゃないだろうか。
それから、バッテリーケースに直接マウントすると、モノによっては振動で割れる場合も。
ワッシャーかましたり、ゴムブッシュなどで振動対策するとよいかも。

レギュレーターがこういう風にしかつかないのは、防水カプラーから伸びる+線と-線が短いから。
でも、結局のところ、カプラーを右に向けるか下に向けるかの2択。

この右隣にスターターリレーを置きたいのだが、予想以上にかさばるため、真正面を向かせるとサイドカバーに干渉する。
特にメイン、スイッチ、アースのカプラを接続すると、もはや絶望的。
試行錯誤の結果、内側にリレーを配置することに。
自由に配線を伸ばせることにはなったが、せっかくのスペースが犠牲に。
もともと、何かを入れておくようには使っていないので実害はないのだが、何となく負けた気分。

おさまりは悪くないハズなのだが、硬いバッテリーコードのせいで、思うような場所に置けない…これまた100円ショップで売っていたステンレス製のステーを使って横づけに成功。

ただ、重みでゴムが拡がってくるおそれもあるので、リレー外側を囲うような部品を作ってやった方がいいかも。

足の踏み場も無くなってきたうえ、ずっと中腰で作業していたら、ものすごい腰痛に見舞われKO。

つづく