2020年11月08日 ZRXのジャンクションボックス搭載&配線加工

Z1R-II

ギックリ腰寸前になり、ちょっと休憩。
作業を終えて夕飯を食べ終わる頃、立ち上がろうとしたら脚に力が入らないという有様…回復したので作業を続行。

メイン系のヒューズをボックスから除外できたので、そこにIGコイルのバッテリー直の配線を持ってこようと思ったけど、じゃあUSBはどうするの?
と頭の中が混乱してきたので、ちょっと整理してみる。

1.メイン系 (ヒューズ側に移設したので不要)
2.ライトON/OFF
3.Hi/Lo切り替え
ここまでが純正3系統
4.ヘッドライト(Hi/Loどちらかをバッテリー直)
5.USB給電
6.IGコイル(バッテリー直)
7.ETC電源(別系統)

ということで、ヒューズボックスに必要なのは、5系統。
BANDITのヒューズボックスでは足りないので、ここで虎の子…というか、ホントにちゃんと動くのか不安いっぱいの「ZRX系ジャンクションボックス改造のヒューズボックス」を使うことに。

サイズが大きいので、左側には搭載不可。
いよいよもって右側のスペースを有効活用することに。
こちらにスターターリレーを置けば万事OKなのだが、コードの長さが足りないのでしょうがない。

またも大活躍、DAISOで購入した「棚」。
予想以上に使い勝手がいい。
左側と同様、ざっくりと位置決めをして、必要に応じてカット。
鋼材と違って「加工が楽、軽い、安い」と、良いとこ3拍子。
以前は材料をホームセンターで物色していたけど、いまは100円ショップ。
DT125Rのバッテリーケース(箸入れ)もそうだったけど、ジャストサイズに近い商品が売ってるし、何より安い。

プレートが準備できたら、いよいよ配線加工。
線を切って、端子を圧着して、カプラに入れる、これだけなら単純作業。
が、配線のレイアウト(取り回し)を考えながら取り掛かると、どんどん時間が過ぎてゆく。

被覆を剥いてバラバラにしたZX12Rのメインハーネス。
センサーなど多くの電子機器を搭載しているせいか、とてつもない数の配線が。
ピンボケで申し訳ないが、手前の白い太い線、こういうのをバッテリー+極からくる配線に流用する。
これ以外のハーネスはアースも含め、それほど太くない。
一か所に大容量の電気が流れないように設計されているのかもしれないが、Zへ流用しても大丈夫だろうか?

ディマースイッチの配線を組んでいるところ。
取り回しを考えながら、長さを決める。
長過ぎても短すぎてもダメだが、長い方がまだマシかも。

自分で付け足した配線については、特段、色にこだわらない。
電源系統は赤とか白とか+電極をイメージさせる色に。
アースは間違えるとエライことになるので、できるだけ黒/黄を外さず、場合によっては自分で虎縞模様にしてヒューマンエラーを回避。
特にエラーヒューマンがいじるので(笑)。

組み終わった状態。
メッシュのスリーブにまとめておく。

これは既存のスリーブに途中で穴をあけ、そこからIGコイルのリレー用の配線を出している。
空冷Zには使われていない色だが、格段に太いハーネスなので「電源系統」だと分かるハズ。
これもZX12Rから流用した太いハーネスで、もともとバッテリー+線に使われていた。

見づらいかもしれないが、同じ系統の配線はカプラーを使って接続している。
バラして組む時、バラの端子よりもミスる可能性が低いので。
その辺、バイク屋さんのサイトなどを参考にした。

カプラーに着ける前、端子を直接差してチェック。
差してから変更するのは、とんでもない手間になる(カプラー用の端子には抜けないよう”返し”がついている)。
もちろん、端子を差す前にテスターでも確認作業している。
さらに、この時、配線処理のレイアウトなども同時並行。

最終レイアウト(左側)。
レギュレーターからステーターコイルに伸びる3本線はスパイラルなんちゃらでまとめている。
ホームセンターでも、いろいろ出回っています。

レギュレーターはその辺に落ちてたゴムブッシュを半分に斬って、これを挟めてからマウント。
MOSFETレギュレーターはサイリスタ型と違って余剰エネルギーをどこぞのスーパーロボットのように外部に放熱するのではなく、ステーターコイルに還すので大きな発熱はないのだが(じゃあ、何のためのヒートシンク?)、背面を浮かせて設置するついでの振動対策(いまさら)。

右側。
ヒューズボックスを右側に移設できたけど、大型化したのは否めない。
 
ウィンカーリレー、ヒューズの隣に置こうと思ったけど、メインハーネスからの端子が左寄りだったので空席にしている。
ちなみにZX12Rのウィンカーリレーも持っているんだけど、四角いし、おさまり良さそうだよね。

白いカプラーがついているのがウィンカーリレー。
DENSOのMade in Japan…といっても、そんなに日本製にはこだわりはない。
もはや日本製でも作っているのはどの国の人か分からないし、最新スマートフォンだってアジア諸国の工場抜きには作れないし。
試しにつけたら、カチン、カチンと音がしない消音設計(笑)。

他のリレーはOMRONの4極。
コンパクトで良い感じ。
容量も十分だし、マウント出来るようになっているから、既存のリレーをこっちに換えてみてもいいかも。

最後までスターターリレーを右側に引っ張る方がいいんじゃないかと悩んだけど、ワイヤーの長さが足りないのと、モーターも+電極も左側にあるのに、わざわざ右に移設するメリットがあるの?と思って終了。

前方の辺り、まだまだやり残した感じではある。
こだわり過ぎるとキリがないので、ここまでにしておく。
次はやたらと多いアースをまとめれば、もう少しスッキリするかも。

USBはこんな感じでハンドルの左側に設置。
テスト走行ついでに、近くのカワサキプラザへ行ってみる。

400cc以上の新車は、ARKで買えないんだそうだ。
H2なんて買う人いるんですか?と聞いたら、ぜんぜんいるんだそうだ。
人が乗ってないバイク欲しがるお客さんも多いとか。

冷やかしのバチが当たったのか、帰り道、またもスロットルワイヤーのタイコが吹っ飛んだ。
OMG!
どんどんワイヤーが短くなる。

困った時の南海部品。
棚にぶら下がっていた最後の1コを手に入れて…

もう外れてくれるなよ、としっかり固定。
今回は電装系のモディファイだったので、Before & After の違いは体感できなかったけど、スマホも充電できるようになったし、よろしいんじゃないでしょうか。
でも、すでに外気温は10度を割り込もうとしている…
シーズンオフ到来(笑)。

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