空冷Zとの戦いを読んで頂いているのは、Z系のオーナーもしくは何らかの形で旧いZに興味があり、このサイトに流れ着いた方々なのだと思う。
毎度、この内容の薄いサイトを読んで頂き、ありがとうございます。
つい何か月か前も書いたけど、COVID-19パンデミックによる工業製品の生産力低下(物流鈍化も含む)から始まり、ウクライナ・ロシア戦争、日銀のマイナス金利政策による円安など、おおまかにはそんな影響により、工業製品やら海外製品の入手が困難になってきた。
とか、長々と書いても眠たくなるだけよね。
論より証拠というわけで…
たとえば!旧車乗りなら、気になる電装系。
アタシも20年近く前、レギュレーターを水冷Zから移植。
当時はメーカーもショップもMOSFET最強説だったけど、この頃は一周回ってオープンタイプのレギュレーターに回帰(見た目は似ているけど)。
で、ちょっと気になるKawasaki H2に搭載されているレギュレーター。
部品番号は、21066-0745
2021年の5月頃、ちょうど電装系をリファインしていた頃の価格は
16,170円(税込み)。
これが、2022年6月10日現在、
17,820円(税込み)
となっている。
およそ10%の値上げですよ。
いまの日本で食品が小売価格で10%値上がりしたら、大問題ですよね。
次も旧車乗り向けの商品。
登場から随分時間が経ったので、だいぶ普及してきて、なかには買い替えした人もいるリチウム電池。
その有名どころSHORAI BATTERY。
Z系にフィットするのは、LFX14A2-BS12ですかね。
これが2021年5月に購入した時は、税込みで17,264円。
安物の鉛バッテリーばかり使っていたアタシなんかは「高いなあ」と渋々導入したものだけど、いまや通販サイトあちこちをみても、かなり値上がりしている。
当時購入したWebikeでも、2022年6月10日現在、21,978円。
なんと1年で27%以上も値上がりしている…!!
消耗品も例外じゃありません。
オイルフィルターのように交換頻度が高い部品だと「まあ、しゃあないな」という気持ちにもなりますが、滅多に変えないパーツになると「え?こんなに値上がりしてたの?」と目玉をひん剥くことに。
たとえば、このハブダンパー。
部品番号は、42014-033。
2018年あたりには、4,298円だったものが、2019年5月5日には4,730円と10%の値上がり。
2022年6月10日現在はというと、5,841円に…!
毎年、だいたい10%強の値上がり率になっているので、ほかよりも大幅に価格上昇しているわけではないけど、先にも書いたように交換頻度が高くないので、ものすごく値上がりしたように錯覚する。
海外輸入品も例外じゃない。
年末くらいに仕入れたTM38キャブ。
2021年11月8日のメモによれば、652.4USドルで74,019円だった。
1USドル=113.4円てとこでしょうか。
それがいまだと676.7ドルだから、売価そのものが24ドルの値上げ。
しかも為替レートが円安ドル高に振れているので、90,565円まで上昇しているけど、これは銀行間レートを目安に表示した価格なので、実際の決済レートは135円とか136円になることもある。
売価自体の値上げ幅は4%に満たないのに、われわれ日本人が購入すると22%も上昇する。
数字として目に焼き付けると、実感がわくでしょう?
なので、タイトルの通り、近い将来必要になるだろうなという商品に関しては、急いで買った方がいいです。
特に純正部品は、値下がりすることは絶対にありません。
食品と違って腐るものではないので(劣化するものはあるかもしれないけど)、購入しておいてストックしておきましょう。
結局使わないなら、必要な人に、値上がりした後の価格で売ってもいいでしょうし(笑)。
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