2023年06月18日 スパークプラグ交換&雨天ツーリング

Z1R-II

週末は晴れる、という天気予報だったので少し遠出してみることにした。
先日、中途半端に終わった宮城県北ツーリング(てほど大袈裟なものじゃない)へ。
 
珍しく朝早くから準備が整ったので、6時半に出発。
出発しようとしたら、近所の猫が”滑走路”に居座る。

この猫、おそらく近所で飼われているのだが、我が家の猫に興味があるのか、どんどん距離感を詰めてくる。
「今日は止めた方がいいよ~」
と言ってる気がしないでもないが、とりあえずエンジンに火を入れたら、少し離れたところに避けてくれた。
 
走り出したものの、何やらエンジンがガクガクする。
1気筒死んでる雰囲気だ。
数キロ走って引き返してみると、プラグの1本が真っ黒になっていた。

最近は「悪手」になったプラグ磨きをして、再度火を入れてみるも、まったく火が入らない。
何度かスターターボタンを押してるうちに、近所迷惑なアフターファイヤー炸裂。
狭い住宅街なので、これはホントに心に来る。
 
しょうがないので在庫から新品プラグを出してやる。
今度はどうだろうか?
すると、一瞬で火が入った。
程よくエンジンも暖まっているので、レーシングしても吹けは良い。
 
前回の交換から2000kmくらいしか経っていない。
不安はあったが、アイドリングも問題なく、吹けもいいので予定通り出発。
 
県北を抜ける田舎道を30分くらい走り、国道4号に合流してさらに北上。
西に折れて国道47号線から鳴子温泉へ向かう。


途中の「あ・ら・伊達な道の駅」は、いつも大混雑だが、9時前だったのでガラガラ。
鳴子温泉あたりから国道108号線に入って、秋田県湯沢市方面へ。
ここまで快晴で少し暑いくらいだったのに、峠道に入った途端に冷え込む。
最高気温30度の予報は、何処へやら?

108号線から、今度は小安峡へ向かう県道310号線に入る。
気温低下だけではなく、強風、霧も出てきた。

散策したかった川原毛地獄は、ある意味、本当に地獄。
寒くて5分といられず、そのまま走り出す。

すると、またもスロットルワイヤーに異変。
切れるのかどうかは分からないけど、遊びがどんどん大きくなっていく。
先日も調整したばかりなのに…?
 
こんなアップダウンの激しい峠道で切れたら洒落にならない。
できるだけワイヤーに負担をかけないようスロットルをコントロールして、どうにか小安峡へたどり着く。
 
ガソリンタンクを外して、キャブのリンケージの部分を見ると、戻り側のナットが両方とも緩んでいた。
調整の時、締め込みが甘かったらしい。
今回は、ちゃんと車載工具を積んできたので大丈夫。
10mmのスパナで回してやればすぐに終了…のはずが、なんと10㎜のスパナだけが入っていない(笑)。
ソケットもメガネもあるのに…!
モンキーあるからよかったけど…何を入れたか、ちゃんと見ておかないとね。

青空整備が終わったら、花山方面へ国道308号線を東に向かって走る。
いつもは花山方面からこちらに抜けるので、ちょっと不思議な感じ。
この辺は、天気も良くて走っていても気持ちがいい。
 
最後の最後、温湯温泉手前の連続ヘアピンは、デカい旧車だと下りは大変かも。
あまり調子に乗ることなく、大人しく下りました(笑)。
 
道の駅 路田里に着いたのは11時頃。
とりあえず、ここでひと休み。
中途半端な時間だったせいか、こんな晴れた週末はバイクでごった返す駐車場も数台しかいなくて、最後は自分だけになってしまった。

さて、ここからが問題。
引き返すように南下して帰るか、東へ走って海まで抜けるか。
 
誰でもそうだと思うけど、来た道を引き返すのは抵抗がある。
発想に欠けるという気がして。
というわけで、今度は国道457号線を海に向けて走る。

が、空を見上げると、何やら雲行きが怪しい。
一関あたりまできたら、雨足が強くなり、国道284号線で千厩に着いた頃には土砂降り。
20℃以上気温があったので、ギリギリ体温がキープできた。

気仙沼に到着、もう何かを見たり食べたりする元気はなかったが、バイク乗りの間で知られたお店、Cafe R.S.Tへ入る。
オーナー自身もライダーで、アメリカっぽい雰囲気の店だ。
温かい飯と飲み物で、失われたエネルギーを取り戻す。

本当はワークマンで着替えを買いたかったが、どこまでまた降られるかもしれない。
さっさと帰って風呂に入った方が良い。
10数年ぶりに訪れた気仙沼だったが、何も見ることもなく帰路へ。
こういう時の三陸自動車道は便利で助かる。

途中何度も大粒の雨にやられながら、どうにか帰還。
最高気温30度、降水確率0%だったはずなのに…

教訓
前回に続いて「使わないだろうな」と思っても、装備は重要。
今回は「雨具」だった(笑)。

さて、帰還してから、やるべきことが。
スパークプラグの点検である。
今朝、出発してから帰宅するまで走った距離が約400km。
キャブセッティングに問題があるなら、同じように出発した直後に不具合が発生するはず。
だが、走行中に違和感はなかったし、外してみても特段おかしなところはない。

IGコイルやリレーによるバッ直化がスパークプラグに純正以上の負荷をかけているのだろうか?
この先も要注意だ。
ちなみに、出発前のメーター。
93553km。

帰宅後のメーター。
93945km。

せめて、サービスマニュアルで設定されている5000kmは走ってほしい。