おまけ 旅の装備(ツーリングに持参した備品)

ツーリング

20年ぶりにテント泊ツーリングに復帰するにあたり、あらたに用意しなければならないものがあった。
また、今回の旅はただのロングというだけでなく、オフロードの峠道をソロで走るという冒険的要素が含まれていたので、それ相応の準備が必要だった。

ツーリングバッグ

オーストラリア一周ツーリングに使用したツーリングバッグ、安物の単なる旅行カバンだったのだが、そこそこ使い勝手が良くて、日本に帰ってきてからも重宝した。
結構たくさんの荷物が入るのだが、肩にかけて持ち歩かなければならず、そのうちスーツケースに取って代わられてしまった。

ツーリングバッグにせよパニアケースにせよ、こういう「入れ物」がないと困る。
とはいえ、次にいつ行けるかどうか分からない身分なので、高額製品を買うわけにはいかない。

そういえば、この頃、衣装ケースのようなものを積んで走っているライダーがいるじゃない。
あれってホームセンターで売ってるハコでしょ?

ありました。
近所のホームセンターに、こんなのがたくさん。

行く前にサイズをチェック。
手持ちのハコを基準にして「後ろに乗せるとこんな感じ」というイメージを掴んでおくわけです。

ほら、いい感じで入ったでしょ。
雨にも濡れても水は通さないし、間違ってバイクの上から落としても、壊れることはなさそう。
ただ25リットルだと若干頼りないというか、足りない(笑)。
ひと回り大きいサイズだと、もう少し余裕もあるのだろうけど…

パンクに備えたアイテムの数々

今回、荷物が多くなったのには理由がある。

写真にも映っているが、ガレージに置いている空気入れを持って行ったのだ。
パンク修理キットがあれば、事足りるんじゃないの?
と思うかもしれないが、もし、パンク修理キット同梱の圧縮エアで足りなかったら?
オンロードですぐに助けが来てくれるルートならいいが、今回は山奥も山奥。
携帯電話の電波が届かないだけではなく、ほかのクルマが通らない可能性もある秘境。
フル装備で行くに越したことは無い。

最近は電動式ポンプも売っているので、非常用ならこういうのもアリだと思う。

というわけで、パンク修理キットは基本の「き」。
これは常に車体のスペースに搭載している。

さらに、修理がうまくできなかった時に備えて缶入りの修理剤も持参した。
とにかく、可能な限り、自力でどうにかしなければならない。
そのための命綱なのだ。

そうそう、命綱といえば、マシンが路肩に落ちて出せなくなったり、ぬかるみにハマって動けなくなったら、ロープが必要になる。
というわけで、使い古しのクライミングロープも持参した。

車載工具&スペアパーツ

車載工具はドライバー、六角レンチ、プライヤー、モンキー、ソケットレンチといった基本的なものから、バイスプライヤー、極小ドライバーなども搭載。
写真には映っていないが、クラッチワイヤー、クラッチレバー、作業用のグローブ、ウェス、針金、養生テープなども入っている。

前にも書いたが、思いつく限りの工具を持参しても仕方ない。
青空で出来ることは限られているし、ガレージの装備を丸ごとは持って行けない。
これまでの経験上、自分で出来る整備、修理に使うものだけを持っていくことにしている。

ストーブ

いろいろ使ってきたけど、よほどのことが無い限り、最近はガスストーブ一辺倒。
ガソリンストーブはプレヒートの時に火をバラす時があるし、手が臭くなったりする。
ガスはスイッチひとつで着火するうえ、食材を直接焙ることもできる。
気温が低い時はガス缶の圧が下がって火力も弱くなるけど、そこまで寒い時期にキャンプはしないので、手軽さ優先だとガスに軍配が上がる。
何人かで出掛けて、積載能力に余裕があるなら卓上コンロもオススメ。

コッヘル(クッカー メスティン)

いま、コッヘルって言っても「??」て顔されるのね(笑)。
いま風に言えば「クッカー」ね。
使用頻度がどれくらいなのかにもよるけど「この先、しばらく使い続ける」という強い意志があるのであれば、しっかりとした商品を買った方がいい。

こちらは、かなり年季の入ったクッカー。
ステンレスの薄い板で造られていて、熱しやすく冷めやすい(笑)。
すぐに焦げつくので、使い勝手はあまりよろしくない。
いまは、コーティングされたクッカーも値段がだいぶ安くなっているはず。
選ぶなら、そっちだ。

そのほか

ブルーシート

テントの下に敷く。
芝生や地面からの湿気を遮断したり、雨が降ってきても室内に雨水がしみてこないようにする。
専用のシートもあるけど、見た目にこだわらなければブルーシートで十分だと思う。
コンパクトにまとめたいなら、テントの床に合わせた大きさにカット。
少し大きめのサイズにして、テントの脇に荷物を置けるようにしている。
織物のような薄手のものではなく、水を通さない厚手の製品を選ぶのがよい。

サンダル

何だそれ、と思われそうだけど(笑)。
まともなバイク乗りたちは、足元もしっかりした靴を履いているだろうから、長い時間走っていると足が疲れてくる。
キャンプ場に着いたら、上着もブーツも脱ぎ捨ててリラックスしたいと思いませんか?
100均で売ってるようなもので構わないので、絶対にあった方がいい。
シャワーを浴びたりするのにも使えるし。

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